こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
勤務先で外部講師による「コンプライアンス研修」を受けてきました。
コンプライアンスだけに留まらず、特に部下さんとのコミュニケーションにおいて気付きをもらえたのが
【正解がないものが多いが、ヒントはたくさんある】
という点でした。解説します。
コミュニケーションに、これが正解!は無い
例えば、部下さんとのコミュニケーションについて。
このブログでも、私自身が大切にしていることや、これまでやってきたことなどを色々とお伝えさせてもらっていますが、「コミュニケーションとはこれが正解!」というのは絶対的なものは無いのですよね。
特に人と人との間でのことって、ある人にとっては「心地よい」と感じたことでも、別の人にとっては「違和感があり」ということもあって、まさに正解がないものが多い。
ですが、それこそヒントは随所に散りばめられています。
例えば、部下さんの表情や声のトーンだったり、はたまた、日常会話の中で「こういうことが大切」「こういう事例がとても好いと思えた」…など、それこそ何気ない仕草や言葉の中に部下さんの価値観が見出されたり。
もちろん、それぞれに個性も異なりますから一律に「このやり方がベスト」というのもなくて、相手によって変えていく、ということも必要になります。
ヒントを貯めていって、いざという時に取り出す
いずれにしても、こうしたヒントを日頃から自分の中に貯めていって、いざという時に取り出せるようにしておくことが大切です。
早速職場に戻って部下さんとやりとりしていて、とある報告書をやや複雑に作ろうとしている姿を目にしました。
これまでだと「もうちょっとシンプルでいいんじゃ?」と最初から提案してしまいそうでしたが、「なぜ、そういう構成にしているの?」と聞いたところ、今回の報告のために助けてもらった方に結果がしっかり伝えられるように。その方が、わりと複雑な仕様を好まれるため。との説明です。
なるほど。
自分のためじゃなくて、助けてもらった誰かのために。ということなのね。
それでも、シンプルにすべきところは修正の上完成してくださいね。と返したら、どこかホッとしたような表情になって、私もなんだか嬉しくなりました。
正解がないものが多いが、ヒントはたくさんある
今回の研修で学んだことをそれこそ「ヒント」にして、さらに部下さんウオッチングと関係構築を進めていこうと心しています。
正解を追求していくことではなくて、ヒントから様々に在り方を追求していくこと。
何に拘らなくて良いのか、何が大事なのか。あらためて気付かせてもらいました。
余談ですが
「昨今のコンプライアンスの位置付けとしては、単なる法令遵守にとどまらず、私たちが日々の業務の中でどのような判断や行動をするべきか、その軸となるもの。判断軸を時代の変化に合わせてアップデートしていくのも必要」という点も学ぶことができて、主催者である我が勤務先の教育担当者にも感謝です。