こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「また今日もうまくいかなかった」「なんで私はいつもこうなんだろう」そんな風に、つい自分のダメな部分ばかりに目が向いてしまうこと、ありませんか?
実は私自身も、日々の業務の中で「あれができていない」「ここが足りない」と、出来ていないことばかりに意識を向けてしまいがちです。
この記事では、そんな負のスパイラルから抜け出す、”自己肯定感回復”のヒントをお伝えします。
なぜ「ダメな自分」ばかり見てしまうのか?
仕事をやっていくなかで、多くの人が自分の至らない部分や失敗に過度に注目してしまう傾向があるということ。
「今日のプレゼン、緊張して上手く話せなかった」
「部下さんへの指導が適切じゃなかった気がする」
「また残業が増えてしまった」
こんな風に、一日の終わりに反省することは確かに大切です。でも、それがいつの間にか自分を責め続ける材料になっていませんか?
私たちの脳は、どうしてもネガティブな出来事の方を強く記憶してしまいがち。
これは生存本能として備わっているもの…と言う説もありますが、現代社会では時として自分自身を苦しめる原因になってしまうのです。
自己肯定感が下がってしまうメカニズム
まず、自己肯定感が下がってしまうメカニズムを理解することから始めましょう。
負の連鎖のプロセスとは、こうした現象です。
- 出来ていないことに意識が向く
- 自己肯定感が低下する
- メンタルに支障をきたす
- モチベーションや気概が下がる
- さらにパフォーマンスが落ちる
- より一層「ダメな自分」を認識してしまう
この”悪循環”を断ち切るには、意識的に「出来たこと」に目を向けていけば良いのです。
具体的な解決策:4つのステップ
具体的な解決策について、4つのステップでお伝えします。
ステップ1:ダメな部分を否定せず「それはそれとして」受け止める
完璧でない自分を責めるのではなく、まずは現実を受け入れることから始めましょう。
「今日は思うようにいかなかった。ま、それはそれとして。」
この「それはそれとして」という言葉が、実はとても重要。失敗や至らなさを否定するのではなく、一旦そこに置いて、次のステップに進むための魔法の言葉なのです。
ステップ2:これまでの成果を意識的にリマインドする
ダメな部分を受け止めた後は、これまでに成果を上げたことや頑張ったことを思い出してください。
- あの困難なプロジェクトを完遂できた
- 部下さんから感謝の言葉をもらえた
- お客様に喜んでもらえた瞬間があった
- 家族のために頑張って働き続けている
どんな小さなことでも構いません。「出来ていた自分」にしっかりとフォーカスするのです。
ステップ3:出来たことを労う習慣を作る
「出来ないことも色々あるのが人間」
この当たり前の事実を受け入れた上で、出来たことはしっかりと自分を労ってあげましょう。
私は毎日寝る前に、その日一つでも「よくやった」と思えることを見つける習慣を作っています。
それが「今日も一日お疲れさま」という自分への声掛けにつながり、翌日への活力となってくれるものです。
ステップ4:支え合える環境を活用する
一人で抱え込まず、時には周りの人に相談してみることも大切です。
私の場合、Xで自分の悩みや惑いを投稿することも多いのですが、フォロワーさんから温かいヒントをいただけることもあって、とてもありがたい。
SNSに限らず、信頼できる同僚や友人、家族など、支え合える関係性を大切にしてください。
自分の弱さを見せることは恥ずかしいことではありません。むしろ、そうした素直さが周りの人の心を動かし、救いの手を差し伸べてもらえるきっかけになるものです。
出来たことに目を向ける「脳内改革」で人生が変わる
自分のダメな部分ばかりに目を向けてしまう癖は、一朝一夕では変わりません。しかし、意識的に「出来たこと」「頑張ったこと」にフォーカスする習慣を続けることで、確実に脳内の思考パターンは変わっていきます。
大切なのは:
- ダメな部分も「それはそれとして」受け入れること
- 過去の成果や頑張りを定期的にリマインドすること
- 完璧でない自分を労うこと
- 支え合える関係性を大切にすること
あなたは今まで十分頑張ってきました。そして、これからも素晴らしい成果を生み出していける人です。
たまには、そんな自分をしっかりと認めて、労ってあげませんか?
「脳内改革」でさらにイキイキと人生を楽しんでいきましょう。