こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
目標に向かってやるべきことをコツコツ積み上げていったとしても、その成果の現れ方はマチマチ。
なかなか目に見える成果が挙げられなくて悩んでいた部下さん。
その相談に乗っていて、自分事としてもおんなじ悩みがあるなぁと実感しました。
成果の真実とは?実際の部下さんとのやりとりもご紹介しつつ、解説します。
他の人の成果と比べての、さらなる焦り
今回相談してきてくれた部下さん、仮にAさんと呼びます。
Aさんがチャレンジしている新しい業務。
なかなかに複雑でハードルもやや高いものでしたが、
とにかく千里の道も一歩から。
必要な対応を一つ一つコツコツと取り組んでいる姿を見守っていました。
なのですが、数ヶ月経っても、実際の成果・例えば数値目標や効率化や、目標としているところにつながっておらず。
一方で、もう1人の部下さん、Bさんと呼びます
彼女も同じように新しいことにチャレンジしていて、割と早めから成果が見え出していて、とても嬉しそうにしています。
2人のやっていることは、同じではないですが、そんなBさんの様子がやはり気になるらしく、Aさん、さらに焦りが募ってしまっているようです。
私はBさんのように出来てない。
なんか、やり方がおかしいのではないだろうか?
それで、私に相談をくれたのです。
物事の成果には、自分ではどうにもできない要素も加わってくる
Aさんのやり方、全然間違っていません。
物事の成果というのは、時の運だったり、周囲からのトレンドウェーブだったり、自分の力だけではどうにもできない要素も加わってきますから。
そして「必ずいつまでに成果を挙げなくてはならない」の、べきねばなことでも無いです。
ちょっと話しは逸れますが、以前にクライアントさんが言っておられた言葉がとても印象的でした。
そのクライアントさんは、ある分野の研究開発に特化した事業を手がけられていて
その研究のタネとなる物質の可能性が、いかに開発から実現化につながっていくのかに左右される。
上手く行っているチームは、そこにいる人たちの頑張りだけでそうなったのではなく、たまたま物質の可能性が奏功した、とも言えるから、必ずしも結果だけで評価しなくてよい。
そんなことを思い出して、Aさんの背中をそっと押しました。
努力したことは必ずどこかで実になる
Aさん、まだ悶々としている様子でしたが、努力したことは必ずどこかで実になるに違いないから。
もしかしたら、それは望んだ通りの形ではなく、全く別の形になるかもしれません。
それでも良いのです。
前書きでもお伝えしましたが、私も最近、プライベートで目標にしていることが中々上手くいかずにいました。
部下さんからの相談もらって
焦ったり人をうらやんだりしてしまっていた自分にハッと気付かされたのです。
最後にひとこと
時に、努力を積み重ねていくことに疲れてしまったり、無駄なことをやっているのではないか?と悩んでしまったり。
でもね、とにかく前に進むこと。
出来ることをコツコツと
これからもがんばろーー!
今回の相談をくれたAさんにも感謝です。