こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「雑談は時間の無駄」「チームの生産性を下げる」そう思っていませんか?
私も似たような考えをもっていました。
なのですが、普段はどちらかというと無口な、ある部下さんとの何気ない会話から”雑談の力とその活かし方”を学んだのです。
事例を交えて解説します。
この記事を読めば解決できること:雑談の力で変わるチームの未来
この記事では、日常的な雑談をチームビルディングに繋げる具体的な方法をご紹介します。
難しいテクニックではなく、誰でも始められるシンプルな「雑談の仕掛け方」と「継続のコツ」
この記事を読めば
- 雑談がもたらす具体的なメリットを理解できる
- 雑談が苦手なメンバーも巻き込む方法がわかる
- 業務効率を損なわない雑談の取り入れ方がわかる
…といった点へのヒントを得てもらうことが可能です。
雑談がチームを変える科学的根拠
なぜ雑談がチームビルディングに効果的なのでしょうか?それは人間の脳と心理に科学的な理由があります。
心理学研究によれば、カジュアルな会話が「オキシトシン」というホルモンの分泌を促進します。このホルモンは「信頼ホルモン」とも呼ばれ、人間関係の絆を強化する効果があるのです。つまり、雑談は単なる時間つぶしではなく、チームの信頼関係を化学的に強化する行為なのです。
私自身、このことを身をもって体験しました。
ある朝、オフィスで普段は無口な部下さんと2人きりになった時、彼女が意外にも雑談を切り出してくれたのです。病欠している同僚を心配する言葉から始まり、お互いの健康の話へと発展。その何気ない会話が、彼女の新たな一面を知るきっかけとなりました。
その日以来、チーム内でなんとなく朝の雑談が日課となり、以前より増して一体感が醸成されつつあると実感です。
実践!雑談を活用したチームビルディング3つのステップ
具体的に、雑談を活用してのポイントをまとめます。3つあります。
「雑談タイム」を公式化する
まずは雑談の時間を意図的に作りましょう。
例えば、朝の10分間を「モーニングチャット」として設定したり、週に一度のランチミーティングを「業務話題禁止タイム」にするなど、公式な場を設けることで参加のハードルを下げられます。
全員が参加しやすいトピックを用意する
雑談が苦手なメンバーも参加しやすいよう、あらかじめ話題を用意しておくと良いでしょう。
「今週見た面白い動画は?」
「最近始めた健康習慣は?」
「この季節におすすめのお店や場所は?」
こうした質問は、プライバシーに踏み込みすぎず、誰もが参加しやすいトピックです。
雑談の効果を可視化・評価する
定期的にチームの雰囲気や連携の変化を振り返り、雑談がもたらした効果を言語化しましょう。
例えば、「以前は〇〇だったけど、今は△△になった」などと具体的に伝えることで、雑談の価値を全員が認識できます。
まとめ:小さな雑談から始まる職場改革
最初は「控えめで無口」と思っていた部下さんが、実は話好きだった。そんな発見のきっかけは、ほんの些細な朝の雑談でした。
雑談は時間の無駄ではなく、チームの結束力を高める効率的な投資なのです。すぐに結果が出るものではありませんが、継続することで確実にチームは変わっていきます。
明日から、あなたのチームでも雑談タイムを始めてみませんか?最初は上司である自分から話題を振り、徐々に全員が参加しやすい雰囲気を作っていくこと。
そして、そこから見えてくる部下さんたちの新たな一面に、きっと驚かされるに違いありません。
小さな雑談から始まる職場改革。ぜひ推進していきましょう。