女性管理職20年が明かす 新任マネージャーの”3つの黄金ルール” 〜最初の1年で絶対すべきこと〜

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こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。

管理職への昇進は、喜びとともに戸惑いも多いですよね。

それまでのプレイヤーとしての経験を活かしながら、新たに「マネージャー」としての役割を担うことは、誰もが直面する大きな転換期。
会社から提供される管理職研修は基礎知識として重要ですが、日々の実践の場で本当に困るのは、部下との向き合い方や判断の迷い、時には孤独を感じる瞬間への対処法ではないでしょうか。

就任最初にすべきこと。私の経験も交えて3つのポイントで解説します。

チーム観察からわかる重要なシグナル

まず重要なのは、チームの「今」を正確に把握することです。ただし、昇進直後は情報収集に徹することをお勧めします。私自身、管理職1年目で早々に改革を始めようとして、チームの反発を買った失敗経験があります。

観察のポイントは、メンバー同士の会話の様子、仕事の進め方の特徴、困ったときの対処方法など。たとえば、「分からないことは、誰に質問しているか」「締切直前に作業が集中していないか」「ミスが起きたとき、どのように共有されているか」といった点に目を向けてみましょう。

信頼関係構築のファーストステップ

次に、部下さんとの信頼関係について。

信頼関係づくりの第一歩は、1on1ミーティングの実施です。ここで大切なのは、「指導」ではなく「傾聴」に徹すること。「今の仕事の課題は?」「将来はどんなキャリアを考えているの?」といった質問を投げかけ、メンバーの思いに耳を傾けましょう。

ある部下さんから「前任の上司は、すぐに答えを教えてくれました」と言われたことがあります。しかし、私は敢えて「あなたならどうする?」と問いかけるようにしています。すぐには答えが出なくても、一緒に考えるプロセスを大切にしているからです。

余談ですが、新任時だけでなく部署異動した時も、全員(社員だけでなく派遣スタッフさんやアルバイトさんも含めて)と必ず個別面談をすることにしています。

どんなシチュエーションであったとしても、とにかくお互いを知ること、それが信頼関係のための第一歩だからです。

いきなり完璧を求めない・失敗は成長の第一歩

ポイントの3つ目は失敗を恐れないということです。

完璧な管理職など存在しません。私も20年の経験がありますが、今でも新しい課題に直面するたびに試行錯誤の連続です。大切なのは、失敗を恐れず、その経験から学び続ける姿勢です。

「部下さんとの距離感が掴めない」「指示の出し方に自信がない」といった悩みは、むしろ当然のものとして受け止めましょう。そうした戸惑いこそが、あなたが管理職として成長するためのきっかけとなるはずです。

まずは、チームの「今」をしっかりと観察し、メンバーとの対話を重ねることから始めてください。そして、失敗を恐れず、一歩ずつ自分らしいマネジメントスタイルを築いていってください。きっと、その過程で得られる気づきが、あなたの大きな財産となるはずです。

最後にひとこと

マネジメントの道のりは、時に孤独で重責を感じることもあります。しかし、あなたは決して1人ではありません。周囲のサポートを得ながら、必ず自分らしいリーダーシップを築いていけると信じましょう。

そして、管理職自身のメンタルケア術:頑張りすぎない、溜め込まない、自分を労う…といったことも忘れないようにしてくださいね。

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一部上場企業にて女性管理職19年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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