ここ1年ほど、自己効力感の低下に悩んでいました。
例えば、目標としていた著書の重版やセミナー講師の実現がなかなかできないことの難しさ、体調面での不安:立て続けに幾つかの病気に罹ってしまった…そうしたことが原因でした。
幸い、その後1年経った今、自己効力感を取り戻しつつあります。
具体的にどんな壁にぶつかって、どのように乗り越えられてきたか?同じように悩んでいる人の参考になればとこの記事を書きます。
なぜ自己効力感は低下するのか
まず、なぜ自己効力感は低下するのか?
私の経験をお伝えさせてもらいますと
「人はできているのに、私はできていない」
「成果が出ない自分はダメな人間なのでは」
そんな想いに囚われ、自己効力感が徐々に低下していく。
特に、SNSの普及により、他者の華やかな成功体験ばかりが目に入ってきて、比較の罠に陥りやすい。
SNSを日頃からかなり活用しているので、まさにこの状況でした。
自己効力感を取り戻すために気づいたこと
他者と比べても意味がないから、やめましょう。
それでは、どうすれば良いのだろう?と考えたときに
重要なのは、過去の自分と今の自分を比べること。
たとえ小さな一歩でも、確実に前に進んでいれば、それは紛れもない成長なのだと、あるカウンセラーの方から教えてもらって気持ちが整いました。
具体的に工夫した点は以下です。
- 結果よりもプロセスに目を向ける
– 日々の小さな行動の積み重ねを認める
– できなかったことではなく、やり続けていることに価値を置く
- 健康面での回復を実感する
– 体調を崩した経験から、今の健康に感謝する
– 心と体の繋がりを意識する
余談ですが、良質な睡眠をできる限り長く取ることを心がけたことも追い風になりました。
春は必ずやってくる
不思議なもので、考えすぎていた時期が終わると、自然と道が開けてきます。
執着を手放すと、むしろ物事が好転し始める。
まるで、私たちの心にも自己治癒力があるかのように。
昨年と打って変わって今年は何だか運気が上がっていく予感。特に根拠もありませんが、現状をありのまま受け入れて、困難だと思ったことにも真摯に向き合ってきたからこその、安心感とでも言いましょうか。
焦る必要はありません。
同じように辛い時期を過ごしているあなたへ。必ず春は来ます。
そう信じて、ゆっくりと自分のペースで歩んでいきましょう。
最後にひとこと
自己効力感というのは、時として上がったり下がったりするものだけれど、自然と回復できることもあります。
なぜならば、私たち人間が本来持っている「自己治癒力」のような力が働くから。
もちろん、そのためのいろいろな心がけがより助けになることもありますが、まるで傷が自然に治っていくように、心も同じなのかもしれません。