「それ、前にも言ったよね」部下さんから同じことを繰り返し聞かれたときのNGフレーズ

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こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。

部下さんと日々コミュニケーションしているなかで、同じことを繰り返し聞かれる…ということがままあります。

つい、不用意に「それ、前にも言ったよね」と切り返したくなりますが、このフレーズはNG。
返ってお互いに気まずくなってしまいかねませんからね。

解説します。

「それ、前にも言ったよね」NGの理由

聞かれる側からしたら「前に説明したこと、覚えてないのかしら?理解していないのかしら?」と訝りたくなってしまうものですが、

聞く側からしたら、その時に理解ができていなかった、つまり、説明が十分でなかった。ということだって十分にあり得ます。

伝えたつもり、聞いたつもり、お互いの「つもり」が影響し合ったり、バイアスかかったりもありがち。

だから、不用意に頭ごなしに「前に言ったよね(なんで繰り返し聞いてくるの?)」的に振る舞うのはやめましょう。

同じことを聞かれたときの対処法

では、どうすれば良いでしょう?

【同じこと繰り返し聞かれても、にこやかに答える】

そんなマインドで接しておけば良いです。

このことをXに投稿したら幾つかのリプライ(返信)をもらいました。ご紹介します。
(→以降はそれに対して私が感じたことです。)

・「前にも言ったよね」って半分怖い…萎縮しますよね。ちょっと前にトヨタでは新人に同じこと聞かれても「前にも言ったよね」ではなく、そこまでは分かってくれたんだね。じゃあその続きをまたやり直しましょう。と言うらしいです。
→なるほどーー!トヨタのエピソード、参考になるなぁ

・聞く側としては覚えておきたいとは思うものの、最近は情報の流れが速すぎてすぐに流れてしまうので、であればもう一度聞いた方が早い、となりがちですね。
→確かに、情報過多だから全てをインプットして定着させるって困難もあるよね

・私も聞いても腑に落ちなかった話とかは覚えてなくて「前にも聞いたのですが」と前置きして、同じことを2度3度聞くことあります。にこやかに答えてもらえるとありがたいです。
→聞き返されるのも、説明が不十分だから(つまり、相手が腑に落ちていなかったから)というのも原因の一つ。なのに前置きしてくれるっていいなぁ

・相手の性格や関係性にもよりますよね。私は実は、笑いながら「えー、こないだも同じこと言ったじゃーん」とツッコミ入れつつ説明してました。そうすると自分がイラッとしていないのは伝わるし、相手もまた聞いちゃって申し訳ない緊張はなくなって場が和みます。そして、次は同じこと聞かなくて良いようにしようと思ってもらえた気がします。
→「前にも言ったよね」はNG、と私はそう書いたけれど、一律ではなくて、にこやかにそう伝えることで、新たな効果がもたらされるのですよね。

最後にひとこと

Xの投稿によって、人それぞれの色々な捉え方や取り組み方、そして、他社(トヨタ)の事例なども教えてもらえて、本当にありがたいです。

上司の「それ、前にも言ったよね」はみんなの関心が高いフレーズなのだと、あらためて実感しています。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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