こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「なんだか最近、成長が止まっている気がする…」
「アドバイスを受けても、つい反論してしまう」
「経験はあるのに、なぜか伸び悩んでいる」
そんな風に感じたことはありませんか?
実は私も、これまでキャリアを積んできた中で、とあることに気づいてしまったのです。
経験を重ねるほど失ってしまう大切な力があるということに。
その力とは「素直力」です。
なぜ経験豊富な人ほど「素直力」を失うのか?
とある時、こんな失敗をしてしまいました。
部下さんが「良かれ」と思って、私にアドバイスをしてくれたときのこと。つい「いや、それは違うから」と反論してしまったのです。
後から冷静になって考えてみたら…彼女は親切に助言してくれていたのに、自分の矮小な物差しやバイアスがかかってしまっていた。本当に申し訳ないことをしてしまいました。
経験豊富な人ほど、素直力を失う。典型的な例かもしれません。
人からアドバイスを受けたり、何かを教えてもらおうとするときに起こる「あるある」
特にその分野について自分なりにある程度の経験があったりすると、それまでの経験値や自分の価値観が先行してしまい、素直に受け止められないことがありがちです。
これって、本当に「あるある」なんですよね。
経験を積めば積むほど、「自分はある程度わかっている」という意識が働いて、新しい情報や他者の意見を吸収しにくくなってしまう。
でも、これこそが成長を止める大きな要因だったのです。
師匠から学んだ「成長する人」の共通点
プライベートの学びで師匠から聞いた、忘れられない言葉があります。
「年齢性別経験関係なく、とにかく、コ教えたことを全力で素直に実践する人が伸びる人」
この言葉を聞いたとき、ハッとしました。
そうか。成長し続ける人は、経験や年齢に関係なく「素直に実践する力」を持っているんだ、と。
そして、まだまだ私にはこの力が欠けていると反省です。
素直力を取り戻すための具体的な方法
それでは、素直力を取り戻すためにはどうすれば良いでしょうか?ポイントを3つにまとめます。
自分のバイアスを認める勇気を持つ
まずは「自分にもバイアスがある」ということを素直に認めること。
私自身、部下さんへの反論をしてしまった後、「ああ、やってしまった」と反省しました。完璧な人なんていません。だからこそ、自分の弱さを認める勇気が大切なのです。
「教えてもらう」姿勢を意識的に作る
どんなに経験があっても、「教えてもらう」という謙虚な姿勢を持ち続けること。
年下の部下さんからも、新人さんからも、そして全く違う分野の人からも学べることは必ずあります。
まずは「やってみる」を優先する
頭で考えて判断するより、まずは「やってみる」ことを優先してみてください。
私も師匠からの教えを受けて、できる限りその点に努めています。それでも、なかなか自分が思うように伸びていないことも多くて、まだまだ知らぬ間にバイアスをかけてしまっているかもしれません。
劇的な結果を得られてはいないですが、素直力の発揮、より磨いていくことに努めていきます。
年齢に関係なく成長し続けられる人になる
才能や努力や経験や、そうしたことももちろん大切ですが、人として成長するために最も大切なことが「素直力」なのですよね。
年齢が何歳になろうと、バイアスではなくピュアにチャレンジしていくことを忘れないように、そしていつまでも成長を目指し続けられる人でありたいです。
経験豊富だからこそ、あえて初心に帰る。
知識があるからこそ、あえて学ぶ姿勢を忘れない。
この記事を読んでくださったあなたも、ぜひ「素直力」を磨いていきませんか?
きっと、今まで見えなかった新しい景色が見えてくるに違いありません。