こんにちは。女性管理職15年の いくみ(@nesan_blogger)です。
勤務先で研修講師を務める機会がありました。
日頃個々の部下さんたちに物事を伝えることは常ですが、大勢を一同にしての機会は意外と少ない。
また、プライベートでもしばしばセミナー参加をしていますが、受講する立場がほとんどです。
聴く側ではなく伝える側、逆さまの立場になって気づいたこと。
ご紹介します。
この記事でお伝えしていること
まずは、この記事でお伝えしていることについて。
今回は「研修をおこなう人と受ける人」という点を取り上げているのですが、
逆さまの立場になってこそ、わかることがある
元の立場に戻ったとしても、そのことをリマインドしながら臨むことができる。
自分が実際に経験したことを例に、書かせてもらうこととしました。
研修をおこなう人として気づいたこと
「研修をおこなう人」としては、例えば資料の作り方だったり、発表の仕方だったり、そうしたテクニカルなこともポイントではありますが、最もありがたいと思えたこと。それは、質問してもらえることです。
講義の途中で折々質問タイムを挟むようにしました。
また、テレワーク推進の最中でしたので、リアル参加とオンライン参加が混在しての実施。
質問ありませんかー?解らなかったことはありませんかー?
なるべく気を配って呼びかけてみる。
すると、ほんの少しですが「ねーさん、ちょっといいですか?」と声をかけてくれる人がいます。
些細なことだったり、本質から少し外れたことだったり、その内容はどうでもよくって、とにかく質問をしてくれたことがとても嬉しかったのです。
受講者が「質問」するのには、勇気が要る
一方、自分が受講者の立場であるときは「質問」するのには勇気が要ります。
ちょっと疑問に思ったとしても、こんなこと聞いてもいいのだろうか?参加者がたくさんいるなかで、あまりに稚拙すぎて恥ずかしい。
そんなふうに躊躇してしまって、結果質問せずに終わってしまうこともままあります。
今回訊ねる側になって、あらためて気づいたのが「どんな些細なことでも質問してもらえるとはありがたい」ということです。
この後、自分が聴く側であるときには、なんでも質問してみよう。
訊ねる側は、きっと期待してくれているのだから。
逆さまの立場になってわかること
よく「相手の立場にたって考えましょう」と言われます。
マインドとしては解るものの、実際に逆さまの立場になってみないと腹落ちできなかったりする。
今回私が経験した「質問されることこそ、講義する側にとって嬉しいことはない」
これまでは、頭では理解していても行動にはなかなか移せませんでした。
いいのです。
理屈じゃなくて体感して、それを次に活かしたいって思ったら行動すればよし。
最後にひとこと
「アップサイドダウン」って、英語のフレーズがあります。
逆さまに、転倒して、ひっくり返って…などといった意を表すようですが、まさにそんな境地です。
反対側から物事を見る経験をしたことで、解ることもある。
そんなときに、この記事が参考になったら幸いです。