異動の現実:元上司として見守る、前部署への想いと葛藤

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

我が勤務先は9月決算のため、この時期は「人事異動ネタ」「組織変更ネタ」が結構飛び交っています。

幸い我が部署にはそのウエーブが全くきていないけれど、たまたま前部署の同僚に廊下でバッタリ会って、しかも同じ日の帰り道に営業担当者とさらにバッタリ会って、なんか”引き寄せ”なのかもしれない。

というのも、
2人から、かなり大掛かりな組織変更や人事異動の話を教えてもらったからです。

「元上司」の私に何かできることはあるのだろうか?

解説します。

思い入れ並々ならない前部署

前部署は、この記事を書いている2年前まで必死でガチっていたところ。私にとって、思い入れがことのほか大きかった部署でもあって、他人事とは思えません。

元部下さんたち、さぞかし動揺しているだろうなーー不安いっぱいだろうなーー

なんとか力になりたいと願うものの、実際にできることってほとんど皆無。
なぜならば「元上司」はあくまでも「元」であって、部下さんたちにとって大事なのは「現」だからなのです。

改めて思い返すと2年前に突然ボスから呼び出されて異動を命じられました。

寝耳に水とはまさにこのこと。もうね、衝撃があまりにも大きすぎて、実はこの辺りの顛末を拙著に書いているくらいなのです。

理由は新しい部門責任者を採用したから、とのこと。理不尽でなりません。

ですが、この時点で部下さんたちにとって私は「現」から「元」に変化するに至ったのです。

異動する時の、せめてもの願い

とはいえ。

人間、スパッと気持ちを切り替えられるワケではありません。

何が辛かったかと言うと、一緒に苦労してきた部下さんたちとの突然の別れ。組織をよりよくしていこうと懸命に取り組んできたことにハシゴを外されてしまったこと。

会社員ですから人事異動は仕方ありませんが、せめて自分ができることと言ったら、この先部下さんたちが幸せでいられることを切に願う。それくらいです。

そんな後ろ髪を引かれる思いでの異動、それでも私がもう「元」になってしまいつつあること。断腸の思いとはまさにこのことに他なりません。

「元上司」にできることはあるのだろうか?

残念ながらその後さらに色々な苦難が起こっているようで、そして、今回聞いた組織変更、人事異動。

もしかしたら、元部下さんたちにとって良い転換かもしれないし、さらに辛い転換なのかもしれないし。

同僚や営業担当者に話を聞いて思わず「みんなが心配」と言葉に出しそうになったけれど、でも、その想いは心の中に仕舞いました。

なぜならば。

元上司の私が、たとえ何かをしようとしたところで所詮「組織外の人」余計なお世話でしかないんですよね。

心配していることは事実ですが、無責任に発言すべきでもない。

元部下さんたちがより健やかでより仕事が楽しいと思える「組織変更」でありますように。

人一倍、願ってやみません。

おそらく「できること」なんて、こんなチッポケなことしかなくって、勝手に心が痛んでいる私がいます。

最後にひとこと

心底胸熱になれる部署って、会社員人生の中でもそう多くはないかもしれません。前部署は私にとってまさにそんな存在でした。

しかし異動して今の部署にいることは事実なのですから、自分の今の組織をしっかり守っていくこと。

隣の芝生を心配するよりも、我が芝生のことを懸命にやっていくのが、私に与えられた使命なんですよね。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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