こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
管理職の責務の中で「判断する」ことは、かなり大きなウェイトを占めます。
19年やってきて何が大切なのか?とあらためて考えてみると、ポイントは3つ。
最近の出来事もご紹介しつつ、解説します。
「判断する」ための3つのポイント
まずは結論から。
判断のポイントは以下の3点です。
- スピード感
- ベネフィットがリスクを上回っているようだと概算でも認識できたらGO
- 建前を重視しない、部下さんの意見をできる限り汲み取る
さらに詳しくお伝えします。
スピード感
判断する、とは。
部下さんだったり、社内の関係者だったり、ビジネスパートナーだったり…その結果を相手が少しでも早く知りたいことに他ならない。
仕事というのは、様々な関係者が相互協力し合ってこそ成り立つものですから、判断者は結論出しを急ぐことを常に心がけねばなりません。
判断することも、ある意味1工程なので、自分がボールを持っている期間が滞留することで、全行程への支障をきたしかねない。
グズグズ先延ばしするのはご法度。しがらみアレコレあるかもしれませんが「えいやっ!」と思い切ることが肝要です。
ベネフィットがリスクを上回っているようだと概算でも認識できたらGO
では、そのスピード感を心掛けるためには、どうすればいいのか?と言いますと。
ベネフィット>リスク、と自分の”概算”でも認識できるようなら、GOを出すということ。
概算と書いたのは、データを集めて分析してどうのこうのナンチャラでなくて(そんなことやろうとしている間に、ドンドン無駄な時間が過ぎていく…)
自分のビジネス感覚を信じて、頭の中でソロバンはじけばいいんです。
管理職をやっている、ということは、それなりにビジネス経験を積んでいるわけですから、自分の物差しで構いません。
建前を重視しない、部下さんの意見をできる限り汲み取る
ポイント3つ目のこの点において、最近経験した出来事をシェアさせてもらいます。
現業務を前任者から引き継いで1ヶ月ほど経つのですが、部下さんんたちから口々に寄せられる意見があって、集約すると以下のような点。
「前任者に、とある提案をしたら『それは建前上好ましくない』と言われてしまったのですが、いくみさんはどう思われますか?」
その”建前”に根拠があるのならまだしも、単なる責任者個人の価値観は不要で「こうあるべき」論にこだわってはいけません。
管理職とはいえ、自分が思いつくアイディアには当然限界がありますから、だからこそ、部下さんからの意見が大切。
「上がこう言うだろうから」…なんてことある意味どうでもよくって、その意見、いいね!と思えたら、汲み取って、実施するためにはどうすれば良いか?この点に注力すればよし。
今回部下さんからもらった提案、すごくいいね!って実感できたので、躊躇なく”進めてください判断”をしました。
費用のことや、上へのネゴや、そんなことは判断者が引き取ればいいんです。
どんな結果になったとしても、責任を負うことから逃げない
ここまで、私が「判断するための大切な3つのポイント」についてお伝えしてきました。
それぞれを心がけていたとしても、実際に上手くいくかどうかは分かりません。
業務には完璧なことって当然なくって、時の運だったり世情だったり、予期せぬことも影響があったりするもの。
肝心なのは、どんな結果になったとしても責任を負うことから逃げない。
ここがブレなければ、他のことはシンプルです。