こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
物事を判断して方針決定していくのも管理職役割のひとつ。
自分の独断メインで決めてしまうタイプもいますが、周りの意見を集めた上で判断するタイプもいて、私は後者。
ところが、集め過ぎて収拾つかなくなっちゃうことってアリガチ。
最近経験した出来事をお伝えしつつ解説します。ポイントは【寄り添いが大切】
意見を聞くことを優先している理由
我が部署、前任の責任者から引き継いで間もないのと、携わっている分野の経験がまだまだ浅い私。
部下さんたちはベテラン揃いなので、かなり頼りきっていて、だから尚更、出来る限りみんなの意見を聞くことを優先しています。
一方で、新しいことも取り入れていこうとチャレンジ。
我が部署ウェブページの構築と運用をお任せしているベンダーさんから、提案がありました。
「業界特有のややこしい点(自分たちで解っているだけで、一般的ではない事項)について、より馴染みやすいようにショート動画を何本か作りました。よろしければウェブページとリンクして活用されてはいかがですか?」
「動画の導入」についての、部下さん三者三様
たしかに。
文章と図で見るだけだと、すぐに理解できないポイントがいくつかあるから、動画だと効果が期待できそう。しかも月額課金もさほどのお値段ではない。
さっそくデモサイトを部下さんたちに見てもらい、導入可否についての意見を募りました。私は新しいことはなんでもやってみたがりなので、導入前向き派。
さて、みんなの意見は? 例えば
Aさん:動画をプラスしても、結局、必要なところしか見ないように思うので、費用をかけてまでやらなくてもよい。
Bさん:これまで説明に苦慮していたことも色々あるので、動画があると助かる。
Cさん:新しい試みで効果が期待できるかも?という気持ちとともに、こまめにメンテナンス必要になると、これ以上業務負荷が増すのは辛い。
まさに、三者三様。悩みます。
もらった意見を全部汲み取れなくても、寄り添いが大切
多数決的に進める方法もありますが、今回は「動画の導入→×◯△」見事に分かれてしまいました。
まずは一定期間お試しでやってみて、クライアントさんの反応やメンテナンスに工数がかかるのか、検証してみる…ということではどうだろうか?
とはいえ、これからCさんにとって最も繁忙期が訪れるから、3ヶ月後くらいからで…。
思考がぐるぐるしてしまいますが、せっかくもらった意見、全部を汲み取ることは叶わなくても、可能な限りの寄り添いが大切。
ちなみに、Aさんは財務経理担当、Bさんは販促担当、Cさんは管理業務担当。
それぞれの業務特徴を活かしての返答に、なるほど~と頷くことしきり。
みんなのプロフェッショナルさ。
この点をあらためて知ることができたのが、思わず収穫でした。
最後にひとこと
「動画導入」はまだ結論が出ていないけれど、そんな部下さんたちの姿を感じとって、意見をもらえて良かった。
自分1人で勝手に決めようとしていたら、肝心なことにも気付けないでいたかもしれません。