2020年の緊急事態宣言で、テレワーク化が急速に進んでいます。
これまでだと対面で説明すればスンナリ通っていたことも、メールなどの文章のみで説明して了解を得なければならないことが増えている。
ブログを書いていて、より伝わる文章を…と試行錯誤してきたら、仕事にも意外と役立った。
今回はそんなお話です。
ブログを書いていて仕事に役立った点 トップスリー
まず、どの点が役立ったか?上から三つに絞ると以下となります。
- 結論から先に書く
- 具体的な根拠や数値を交える
- 目の前の事象だけでなく、次の可能性についても触れる
このことを実感した事例を紹介します。
中途採用決裁を仰ぐための上司への説明
中途採用の応募者面談後、採用オファーを出すのに決裁者であるボスに了承を得る、というケースです。
緊急事態宣言以前の平常時であれば、ボスに対面で直接説明できていたことを、メールで伝えるのは初めて。
最初は、日頃コミュニケーションの気易さから
「良い人材です。やる気も高く是非採用したい」という程度の文面を送りました。
すると。
「単に『いい人です』『やる気がありそうです』だけでは承認できません」
むむむー。そうきたか。
なんだそのバッサリは…ムッとしますが、ここでへこたれている場合ではありません。
日頃ブログで鍛えたことをフル回転(笑)します。
ポイントを思い出して、さらに返信
「トップスリー」のポイントを思い出して、さらに畳み掛けます。
以下の三点を評価とし、採用オファーへと判断しました。
【テクニカルスキル】前職での8年経験より、本業務へ対応し得る知識や顧客との寄り添い法を十分に心得ている
【コミュニケーションスキル】面接時において、傾聴力を踏まえての的確な返答ができており、必要なコミュニケーションスキルと協調性を十分に備えている
【ポテンシャル】今回ポジションのみならず、当社のどのビジネスにおいてもその貢献を将来目標としたい…との明確な意思表示により、長期間に勤続し得る人材と期待できる
すると。
「大変よく理解ができました。承認します」とボスから返ってくるじゃないですか。
してやったり(笑)
伝え方のポイントは、ブログでもビジネスでも同じ
この出来事であらためて思ったこと。
伝え方のポイントは、自分個人で発信しているブログでも、ビジネスのシーンでも、同じ。
主観的に「この人いい人だからオススメですよ」と言ったところで、相手に響かず。
客観的な根拠や数値や、そして、もたらす可能性や展望や。
そんなふうに伝えてみると、共感してもらえる。
いつものオフィス内だと、主観的でも表情やジェスチャーやらでボスに感じ取ってもらえることもあるけれど、文章だとそういうワケにもいかない。
あらためて気づきをもらいました。
最後にひとこと
パンデミックという未曾有の出来事で、リモートコミュニケーションを図る必要が増えてきたけれど。
そもそも「伝える」ということはどういうことなのか?
日頃の対面コミュニケーションでズルズルになっていたことを、書いて伝えることで、思い直す機会になりました。
ブログを書いていると、様々役に立つことがあるものです。