こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
皆さん、こんな経験ありませんか?部下さんに急ぎの依頼をして、素早く対応してもらったのに「ありがとう」を言い忘れた。あるいは、全員に共有すべき重要な連絡事項があったのに、休職中の部下への連絡を忘れてしまった…。
上司の何気ないウッカリが、実は部下さんとの信頼関係に大きな影響を与えているかもしれません。
この記事では、私の失敗経験から学んだ、上司のウッカリミスを防ぐ具体的な方法と、もし起きてしまった場合の信頼回復のポイントについてお伝えします。
なぜ上司のウッカリは深刻な問題となるのか?
上司のウッカリミスは、一見些細に見えても、部下さんにとっては深刻な問題として受け止められることがあります。
例えば:
「急ぎで」と言われて頑張って準備したのに、上司は後回しにする
休職中だからという理由で、重要な情報共有から外される
丁寧な仕事への感謝の言葉がない
これらは全て「自分は大切にされていない」というメッセージとして伝わってしまうのです。
ウッカリミスの根本的な原因と防止策
実は、これらのウッカリミスの多くは「思い込み」が原因で起こります。
「依頼したことが完了したから、もう大丈夫」という思い込み
「全員に連絡したつもり」という思い込み
「きっと分かってくれているはず」という思い込み
では、どうすればよいでしょうか?
以下の9つのポイントを意識することで、多くのウッカリミスを防ぐことができます。
- 特に忙しい時や感情が昂っている時こそ、一呼吸置く
- 「これで合っているか?」と自問自答する
- 感謝の言葉を最優先で伝える
- 部内の連絡事項、対象者を必ずリストアップする、休職中の社員も含めて確認する
- 相手の立場で考える:例)急ぎの依頼をされた側の気持ち、情報から取り残される不安、頑張りを認められたい気持ち
- コミュニケーションを丁寧に
- 簡潔に済ませず、必要な言葉を省かない
- 公平性を意識する
- フォローアップを忘れない
よろしければぜひ、実践してみてください。
もしウッカリミスをしてしまったら
ウッカリミスに気付いたら、すぐに以下の対応を心がけましょう
- 素直に謝罪する
- なぜそうなったのかを説明する
- 今後の改善策を伝える
- 必要に応じてフォローアップする
上司のウッカリ、起こさないように心がけていても実際にやらかしてしまいます。
大切なのは、気付いたら素直に認めて謝罪し、同じミスを繰り返さないよう努力すること。
そして、何より部下さん一人一人の気持ちに寄り添い、丁寧なコミュニケーションを心がけることです。
それが、結果として強い信頼関係につながっていくのです。
最後にひとこと
お恥ずかしながらやらかしてしまった私のウッカリをショート動画にしました。
ありがたいことに、再生数がどんどん上昇しつつあり、このトピックへの感心の高さを実感。
拙著『女性管理職が悩んだ時に読む本』の91ページ〜でも「人事上のウッカリを防止するためには」について書いています。よろしければ合わせてお読みください。
女性管理職が悩んだ時に読む本/日本能率協会マネジメントセンタ-/いくみ@女性管理職&ブロガー