「ビジネス数学・教育家」の深沢真太郎さんの新刊『読むだけで数字センスがみるみるよくなる本』の出版記念トークイベントに参加してきました。
私、どちらかというと”数字” “論理”といったことがニガテ。なのですが、深沢さんのお話を聞いていたら、なんだか、その魅力にハマってきた!
それってどんなこと?シェアさせてもらいますね。
数学の専門家、なぜ学者ではなく教育者を志したのか?
深沢真太郎さんは数学のご専門家ですが、いわゆる「学者」ではなく「教育家」としての道を歩まれています。
【数字に強いロジカルパーソンを育成する「ビジネス数学」を提唱する人材育成の専門家】
今回のイベントで、参加者から「なぜその道を極めようと思われたのですか?」との質問に対して「数字が人の成長に寄与することの素晴らしさ、そして、そのことを人材育成に活かすという活動をしている人はいなかったため、自分が先駆けたいと思った」と返答されていて感銘しました。
深沢さんのご著書を読んだりお話を聞いていると、その信念にあらためて敬服しきり。
特に”数字””論理”を使ったコミュニケーション法、という点を教えてもらいました。
「数字」「論理」を使ったコミュニケーション法
例えば。
自己紹介する時に「私の好きな数字は163です」
なぜならば。
1は、いの一番、No.1…など、清々しい
6は、最小の「完全数(perfect number)」(自分自身を除く正の約数の和が自分自身に等しくなる自然数)というのがカッコイイ
3は、縁起のいい吉数
…などといった塩梅。
実際にネットで「6の意味は?」と引いてみると解説が出てきて興味深くて、こんなふうにシャレた自己紹介って、いいなぁって思えます。
次に「論理」
やはり私、何かと「ロジカルに」的に言いガチな人はニガテで、そんなことより実践、行動でしょ!とつい反論したくなっちゃいます。
深沢さんから教えてもらったことが「論理、とは数学コトバ。でもあるのです」つまり、小難しい理屈ではなくて、数字を使った物事の解釈やコミュニケーションに使うもの。
そして、人によって論理の尺度が異なるから、相手が好む論理を意識して対話すると良い、とのアドバイスも納得です。
相手が好む論理を意識して対話すると良い
例えば。
「なぜならば」とか「結論からすると」など、その人がよく使うフレーズから”好み”を推察するのも一つ。
人は自分軸をつい相手にも押し付けてしまいがちだけれど、こんなふうに相手軸を意識してみると、より信頼関係が築けるに違いない。
深沢さんは説きます。
【人によって論理の尺度が異なるから、相手が好む論理を意識して対話すると良い】
なんだか、数字とか論理って氷のように冷たそう?ってな印象がありましたが、全然違くて、あったかいなーー。
教えてもらったこと、ぜひ、日々の仕事の中で活用していきたいです。
最後にひとこと
深沢さんのご著書はどれも気付きがたくさん!なものばかりですが、今回の新刊は文庫本でより手軽に読むことができます。
よろしければぜひお手に取ってみてください。
読むだけで数字センスがみるみるよくなる本/三笠書房/深沢真太郎