自分達のサービスをお客さんに買っていただいて、対価を得る。
売ることって、難しいなぁ。一筋縄ではいかないなぁ。
企業の業務実施部門として、常に「売上目標を達成すること」を課せられて長年やっているものの、
営業担当の部下さんたちが「売ることに悩む」ことも多くって、つい、自分も一緒になって悩んでしまいがちでした。
今井 孝さんの『らくらく売る人のアタマの中 営業・集客の心のブレーキの外し方』は、会社員でもとても参考になるお役立ちメソッドが満載。
紹介します。
「売る側」のメンタルブロック
とくに刺さったのが
- 「売る側」のメンタルブロックを解放する。
- 「売ること」で誰かを幸せにできる。
具体的に、メンタルブロックのポイントとして
失敗への恐怖、欠乏感、他人の評価…などといった「8大ブロック」を事例とともに詳しく解説してくれていて、自分が営業担当者として前線に出張っていたときのことを思い出しつつ「あるある」と共感。
まずは、自分のブロックを外すこと。
「売ること」にどことなく罪悪感を覚えてしまっていて、その訳や根拠をはっきりとは説明できないのですが、さておき。
本書の表紙裏に書かれてある【営業・集客の成功に絶対欠かさない思考法】
売ることが失敗につながるのではなく、成功につながる、いいことなのだ。そう捉えることが大切だと気づきました。
「売ること」で誰かを幸せにできる
加えて、「売ること」ってつい、強制的な言葉としても捉えてしまいがちです。
ではなくて
お客様が困っていて、何を知りたいのか?
そのために自社のサービスを使ってもらって、幸せになってくれたら、嬉しい。
「物売り」ではなくて「お客様の悩み解決のお手伝い」って考えたら、ワクワクしてきます。
終章で語りかけてくれる”人生100年時代を楽しもう”
長い人生においては、結果が出る瞬間より、結果を出そうと試行錯誤しているプロセスの方がずっと長いのです。ですので、プロセスを楽しめる人が一番幸せになれます
売ることって難しい。その成果を実感できるのには長い道程が必要かもしれないけれど、売ることを楽しんでいこう。
その先には必ず「クライアントさんの幸せ」が待っているのだから。
本書で教えてもらったことを、部下さんたちにも伝えて、あらためて”ワンチームとして頑張ろう”
心しました。
最後にひとこと
ご自身のビジネスを展開されている起業家さんでも、私のように企業の営業部門にいる人でも。
ぜひ、オススメの一冊です。