こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
管理職業務、一生懸命にやっているつもりでも。ふと「誰の役にも立っていないんじゃないの?」って自責の念にかられてしまうこと。
そんなときに、部下さんからの言葉にハッとさせらました。
解説します。
部署異動して、惑いのスパイラル
この記事を書いている約8ヶ月ほど前に人事異動があって、現在の部署に着任。
業務内容が、これまで積み上げてきた自分の得意分野とは全く異なることもあって、ボスが配慮してくれました。
引継期間をかなり長く取ってもらい、現在もその渦中にて、お恥ずかしながら、未だ「部門長見習い」状態。
前任者の功績が素晴らしく、なかなかその域に達することが叶いません。
私自身はこれまで管理職18年やってきて、いつでもハッスルいつでもチャレンジ。ポジティブに過ごせていましたが、さすがにこの度は凹むことしきり。
私なんて。
誰の役にも立っていないんじゃないの?
お恥ずかしながら、消え入りたくなってしまいそうになる。
惑いのスパイラルです。
部下さんからの言葉にハッとさせられる
そんな悶々とした毎日のなか、ある出来事が起こりました。
1人の部下さんがコロナ罹患して1週間ほど休む必要があり、彼女の業務を別の部下さんが代行してくれていて。
ただでさえご自身の担当で忙しいにも関わらず、休んでいる同僚の分まで必死に頑張ってくれました。
休暇中の部下さんから「みなさんに迷惑かけて申し訳ありません」とメールがきた時に、代行してくれている部下さん「ゆっくり静養してくださいね。仕事のことは、◯◯さん(私の前任者)と、いくみさんのフォローがあるから、大丈夫!」と返してくれるじゃないですか。
私、ほとんど何もできていなくって、
ただ、色々ありがとう。って声かけたり雑用を受け持ったりくらいしかやっていません。
全然役立っていないのにも関わらず「フォローがあるから」って言ってくれた部下さんに、感謝の思いでいっぱいにです。
上司の”私、役立っていますよね?承認欲求”は要らない
私なんて。と思ってしまう気持ちの裏には「私、役に立ってますよね?」という承認欲求が潜んでいて、言葉が適切じゃないかもしれず、すみませんが、ある意味”自虐ネタ”みたいなもの。
一方、部下さんからしたら、上司は頼るべき存在以外の何者でもない。
だから、「いくみさんのフォローがあるから」と言ってくれたのでしょう。
自分が上手くできてないことを棚に上げて、自虐に陥りそうになっていたことを恥ずかしく思いました。
上司の承認欲求なんて、ちっぽけなことに囚われるのじゃなく。
大事なのは、頼ってくれる部下さんそのものの尊さなのだと、あらためて気づかせてもらいました。
最後にひとこと
コロナ罹患していたもう1人の部下さんが、ようやく回復され、出社。
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。もう大丈夫です」と声をかけてくれて「元気になって何よりです」と返答をして。
心の中で「あなたの同僚さんに、大切なことを教えてもらったよ」と彼女にも感謝の念を送りました。