こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
我が部署の業務に密接に関連する法改正が近々施行される予定で、かなりテンテコ舞いしています。
特に、その分野を直接担当している部下さんに負荷がかかってしまっていて心配…
できるだけこまめに「何か手伝えることある?」と声掛けするように心がけるのですがが、それじゃダメなんですよ。
では、どうしたら良いでしょう?解説します。
「残業したいのですが」その真意とは?
仮にこの部下さんをKさん、と呼びます。
とある時「いくみさん、今日1時間くらい残業したいのですが」との相談がありました。
状況を訊ねると
Kさん「◯と◇と、これは必ず終えなければならないので…」との説明。
確かに月次の締め処理もあるし、加えて、くだんの法改正に関わる点もあるし、かなりな量です。
「わかりました、なのだけれど、何か手伝えることある?」
と返すも。
遠慮していそうな雰囲気があって、Kさんは謙虚でかつ責任感が強いタイプなこともあって、
「お願いしたいのは山々だけれど、なんだか申し訳ないし…」「そもそも、自分がやるべきことだし」みたいな思いを抱いているように見受けました。
「何か手伝えることある?」じゃなくて、巻き取る宣言
おそらく、多くの部下さんたちはご本人の個性に関わらず、こんなふうに逡巡してしまうこともあるでしょう。
Kさんの大変さ、めっちゃわかる。
では、彼女の日頃業務から自分が手伝えることって何かしら?
自問自答しつつ「アレとコレなら手伝える!」とピンときたことをご本人に宣言します。
ある意味”巻き取る”
宣言ですから、ご本人「でも…いや…」って遠慮なこと言わなくても済むし、「ありがとうございます!」って邪念なしに返してもらえるのです。
いやいや、上司に巻き取ってもらったら返ってややこしくなるから、頼むのやめとこ。
と思ってしまう場合もあるかもしれませんが、そもそも。
部下さんが日常対応している業務をつぶさに把握しておく努力を怠らなければ、自ずと「手伝えることの具体的提案」ができます。
巻き取り敢行!の結果
結果、私ともう1人別の部下さんとで「巻き取り敢行!」Kさんが想定していた”1時間残業”よりも、早期に終えてもらうことができました。
こんな私の経験をXに投稿したら、フォロワーさんたちから返信(リプ)をもらえて嬉しい。
一部をご紹介しますと
- 確かに、上司から「何か手伝おうか?」と言われたら、恐縮してしまって「大丈夫です」と言ってしまうかもですね。「コレやるね!」と言ってくれると嬉しくなりますね
- そのように宣言すると、相手も頼みやすくなりますよね
- 巻き取り宣言、いいですね
さらに、動画にも撮りました。ぜひご覧ください。
最後にひとこと
「手伝えることある?」じゃなくて
「やっとくね」と伝えることで、部下さんの心理的安全性、つまり「安心して上司に振っていいんだ」と思ってもらえるのならば。
ちょっとした工夫で、いかようにもソコを実現することができるものです。