両親のクレジットカード問題|遺言なし・高齢化時代の新たな課題と対策

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父が他界しました。

93歳、と大往生なのですが、それまで自活して元気に過ごしていたのにも関わらず、ある転倒事故をきっかけに急逝となりました。

ま、それはさておき。

父の遺産(預貯金、不動産)等については司法書士さんに助けてもらって対応中。

一方で「クレジットカード」についてはそこまで大袈裟な他者のサポートは必要ないだろう…と、娘の私が対応することにしました。

解説します。

父のクレジットカード、遺言書がないので不明

前書きでもお伝えしたとおり「急逝」という事態であったため、残念ながら遺言書などは全く存在しません。

母にしてみてもある意味”寝耳に水”

仕方ないですが、なんしろ全く父からの指示事項がないため、遺族がなんとかかんとか対応していくしかなし。

父の財布の中から、おそらく使用中であっただろう…と思われるクレジットカードを4枚預ってきて、その後の対応を進めます。

母も父と同様高齢(92歳)のため、色々と感覚が鈍っている点もありますが、当初はそれらのカードを見て「捨てちゃえば?」との発言にはビックリ。

いやいや、解約の手続きしなければならないから、と私が引き取ってきたのです。

解約手続きは電話が早い

遺族が代理で解約手続きを行う…という、ややっこしい事象なので、ウェブよりも電話が早いだろう…と、片っ端から架けていくことにしました。

カードの裏面に、問い合わせ先電話番号が書いてあるので、調べなくてもすぐ架電ができるのも便利です。

4枚の内訳は以下です。

  • 百貨店のカード×2
  • 金融機関系のカード
  • 家電量販店のカード

オペレーターさんたちは、こうした件も慣れっこのようで、まずは「それはご愁傷様でした」という言葉を掛けてくれました。

次に本人確認(父のクレジットカード番号、生年月日、住所、電話番号を私から伝える)の上で、必要な手続きについてを説明してくれます。

その後、私の氏名や連絡先電話番号も聞かれるので合わせて伝えます。

百貨店カードの2枚はいずれも同様で、この電話で解約完了、あとは私にてカードにハサミを入れて処分するのみ。

一方、金融機関系カードは「名義人がお亡くなりの場合は、ウェブでの手続きとなります」との旨で、指定した携帯電話番号に手続きのリンク先について、ショートメッセージが送られてくる方式でしたので、私の携帯番号を伝えました。

最後、家電量販店カードは、必要書類にカードを貼付して返送する方式とのこと。私の住所を伝えて書類の送付をお願いしました。

カード会社の属性によって、色々あるものです。

「家族カード」に注意!

母は専業主婦ですので、彼女が持っているクレジットカードはほぼ全て「父の家族カード」でした。

父のカードを解約することによって、自動的に家族会員も使えなくなることを、今回手続きを依頼してあらためて知りました。

百貨店系、金融機関系共「お父様のカード解約によって、お母様のカードも利用停止となります」と言われて、
「あ、やっぱり解約やめます」と翻すわけにもいかず…その後あらためて母に説明するしかありません。

一方、家電量販店系は「家族カード、という形式はありませんので、あくまでもご本人様のみです」とのこと。

結局、父の逝去に伴い、母も自動的にクレジットカードが使えなくなること。
同じように「家族カード」メインに利用している場合には、注意しておくことが必要です。

最後にひとこと

昨今「終活」が取り沙汰されつつありますが、なんしろ昭和ヒトケタ生まれの我が両親にとっては、遠い出来事のよう。

ま、それも仕方ありません。

父の逝去でそもそも相続どうしたらいいの?って困ったことの記事はコチラをご覧ください。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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