長年会社員をやってきていますが、それだけでなく、副収入を得ることができたら、さらに人生のやりがいが増すものです。
とはいえ。
こんな私に副収入を得る才覚なんてあるのだろうか?甚だ自信がありません。
でも。
”さらなるやりがい”も追求していきたいなぁ。そんな時に本書『副業アイデア逆引き事典』(戸田 充広 著)に出会いました。
キーワードは「ぶさいくスタート」
ご紹介します。
「ぶさいくスタート」でいい
著者の戸田充広さんは、日本初の「趣味起業コンサルタント」として、たくさんの人たちの”好きを仕事に”をサポートされてきた方です。
自分の好きを活かしてビジネスに繋げられるなんて。この言葉を聞いただけでもワクワクをもらえる!
なのですが、好きは色々あるけれど、そこから一体全体どうビジネスに繋げていけばいいの?
そんな思考のグルグルを弾き飛ばしてくれる宝の一言。「はじめに」に書かれてある「ぶさいくスタート」です。
必ずしもそのスキルを磨ききらなくてもいい、整う前に、つまりまだ「ぶさいく」な状態のままスタートを切っていいんです
そっか、発展の途中であってもGOしていいのだ。まず、マインド面でのブロックを外すことができます。
4つのステップと8つの法則
次に実際のやり方や在り方について。
「趣味起業4つのステップ」と「売れるアイディアを生み出す8つの法則」でとても詳しく解説してもらえます。
自分の商品を買ってもらうために必要なのは、お客様にとって、それがどんな良い未来へと繋げてもらえるのか?それが映像で思い浮かぶくらい具体的な言葉で伝えること。という点も多いに刺さりました。
著者のコンサル生さんたちの77にも渡るたくさんの事例や、ルール・法律面での注意点もとても参考になります。
桜梅桃李(おうばいとうり)
この言葉は、本書の中には触れられていませんが、出版記念講演会に参加する機会を得て、著者から教えてもらったものです。
出典は、日蓮上人の「御義口伝」(1278年)とのこと。
「桜梅桃李(おうばいとうり)」は、桜、梅、桃、李(すもも)の4つの花を指す四字熟語で、仏教においては「自分らしく生きる」「個性を活かす」という意味が込められています。
「桜梅桃李」の教訓は、それぞれの花がオンリーワンの花を咲かせるように、他人と比べることなく自分自身を磨くことが大切だというものです。
なんて素敵なフレーズなのでしょう。
「趣味起業」として最も大切なことをまさに言い表してくれているようだと、あらためて感動です。
最後にひとこと
私と同じように「副収入、叶えてみたいけれど、一体全体どうしたらいいのだろう?」と悩んでいる人へ。
本書を読めば、そのモチベーションをもらえること間違いなし!ぜひオススメの1冊です。