こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
他社の女性管理職の人たちと話をする機会がありました。
ある企業がBtoB限定で提供中の「キャリアに悩んでいる後輩に先輩がアドバイスできるサービス」にメンターとして登録しまして、その説明会イベントに参加したことからです。
そこで得た意見が刺さった!
解説します。
女性管理職同士での経験や悩みのシェア
イベント中に、何人かのグループに分かれてお互いの経験や悩みをシェアするセッションがあって、そこで私は「メンタル不調な部下さんのケア」について相談しました。
すると、みんな口々に意見を言ってくれます。
これまで、メンタル不調な部下さんたちのケアに幾度となく対応してきて、当然「これが正解!」ということはなく、お相手の状況ごとにできる限り細やかに…と努めてきました。
それでも、ついやらかしてしまうこと。
(1)まだ「ちょっとした段階」のように見受けられるので、しばらく様子を見ておこう
(2)本人の考えをできるだけ尊重して、そっとしておこう
(3)今後のこと、どうしたいのか?あるタイミングで聞いてみよう
もちろん、よかれと思っての行動なのですが、言い方を変えると
(1)は「放置」、(2)は一人にする、(3)決断を迫る、なのですよね。
放っとかない・一人にさせない・決断を迫らない
グループセッションで他の管理職さんたちから口々に出てきたことが
「放っておかないこと」
「一人にさせないこと」
「決断を迫っちゃいけないんですよね」
キーワードとしてまとめると【放っとかない・一人にさせない・決断を迫らない】
こうしたことが大事なのだと頭で分かっていても、やらかしてしまうこと多々。
様子を見たり、そっとしておいたりは、時として必要なこともあります。でも、その「必要な時期」を見誤ってしまうと、さらに部下さんの辛い状況が進んでしまいかねません。
過度に干渉することもいけませんが、やはり、ご本人の様子をよく覗って適切だと思われる行動や、必要に応じて専門家(産業医や臨床心理士)に力添えをもらうことが肝要です。
「あなたはどうしたいの?」つい言ってしまっている
加えて(3)決断を迫らない
「あなたはどうしたいの?」つい言ってしまっている、と反省です。
今後どうしたいのか、ご本人の意向を汲んで…という想いだったとしても、例えば
「こうしたらどうだろうか?と思うのだけれど、もしよかったら検討してみてね」
のように、本人が決めるための手助けする、という伝え方であれば、より良い。
何かを導こうとするのか、あくまでも寄り添いに徹するのか?
状況によって、そこを踏み間違えないようにしたい。
あらためて気付かせてもらいました。
最後にひとこと
ちなみに、他の人たちの悩みは
・子育て中の部下さんへ「私の時はこうだったよ」と伝えたら「◯◯さんの時代と私の時代は違うので…」と否定されてしまった→私と同じような年代の方でしたので、ホントこれあるある!
・パフォーマンスが改善しなかったり、どうしても自社のカルチャーに馴染めない部下さんの今後をどうすれば良いか?
→それでもサポートを続けていくべきか?限界もあるから、ホント、人の問題は難しい。
など、共感しきり。
同じ立場の人たちと交流できること、ありがたい機会でした。