父が93歳で他界し、残された母も92歳と高齢のため、現在の持家を引き払って「サ高住(サービス付き高齢者住宅)」へ移転することとなりました。
元々は父がそのプランを推奨していたようで、とはいえ、母自身は乗り気ではなかった模様。
なのですが、父の逝去が突然だったこともあり、もう、計画も何もあったもんじゃないです。つまり、ノープラン。
あらためて母にどうしたいか確認したところ「サ高住(サービス付き高齢者住宅)に移転したい」とのこと。繰り返しになりますがノープランです。つまり、一からその宛先を探さなければなりません。
どうしたらいいでしょうか?
ちなみに、この記事を書いている時点では母は特に要介護状態ではなく、基本的には自立生活が送れる状況でした。
同じような悩みをお持ちの人へ参考になればと、この記事を書きます。
「サ高住(サービス付き高齢者住宅)」探し、母が自分でやると言い張る
前書きでもお伝えしたとおり、母も相当高齢ですから、何かをリサーチしたり実際に行動して計画を進めたりすることはなかなか厳しい。
私自身は日頃は仕事に追われていますから臨機応変に動くことができないのですが、代わりに姉が引き取ってくれて「サ高住」をアレコレ探してくれていました。
なのですが。
母が「お世話になっているケアマネージャーさんに探してもらいたい」と突然脈略もなく言い出し、姉の努力も水の泡に。
つまり「自分でやる」という意味です。
なぜ、娘である我が姉に任せず他人であるケアマネさんをすがったのかは謎です。と、いうより、うちの母ってこういう気質があるんですよね。
娘より他人を重んじる。
すごーーく虚しいことなのですが、深く考えたところで答えも見つかりませんから、仕方ないです。
母が見つけた「サ高住」の家賃が凄すぎる
そもそもの前提として、現在住んでいる自宅を売却した後に、ということとなりますが、幸いに買主さんが早期に見つかって、父の逝去した2024年6月から5ヶ月後となる、11月末に引き渡しが決まりました。
姉はその6月頃から住居探しをしてくれていましたが、前段落でお伝えしたとおり、母が自分でやると言い張って、しかも「夏は暑くて動けないから、涼しくなってから探す」みたいな意味不明な理論のもと、それから3ヶ月近くは何もせず終い。
いよいよ10月になって引き渡しの1ヶ月前になって、さすがの母も危機感を覚えたのか慌ててケアマネさんの紹介してくれた施設を幾つか見学。
ですが、こんな切羽詰まった状況で十分な選択ができるはずもありません。
しかも、なんしろ昨今の高齢者住宅って超過密、つまり、空きが無いことが多いのです。
結果、某「サ高住」で手打ちすることに。
母自身は環境や設備など諸々相当気に入ったらしいですが、ネックは家賃。
「40㎡」と、二人用の区画しか空いてなくって、月額ナント!50万円。
諸々の段取りの悪さとかはどこ吹く風、どうやら父の遺産で賄えるらしく即決です。
引っ越しはどうするの?
加えて、現在の実家は一軒家のため、あまりにも物が多すぎて
父も母も高齢になっても「断捨離」とはまるで程遠い日々を過ごしていたので「この、溢れかえっている物たちはどうするの?」「引っ越しはどうするの?」という壁が次に立ちはだかっています。
幸い、売却のためにお世話になった不動産会社さんが「処分業者」さんを紹介してくれて、そこに委ねることとなりましたが、物のほとんどを処分:つまり捨てることとなるので、作業も1週間がかり。
そして「何を引っ越し先に持っていくべきか?」の判断も、残念ながら母一人では難しいため(母の性格を考えると、何でもかんでも持っていくということになりかねず)
こちらもありがたいことに「サ高住」の営業担当者さんが精査してくれて、おまけに引っ越し業者さんも斡旋してくれることとなりました。
他人に介入してもらうことで、解決につながる
ここまでの顛末を鑑みるに、姉や私や家族(娘)がいくらワーワー言った所で、残念ながら聞く耳持たないこともあって、お互いに感情的になって全く解決に至らずというのもありがち。
だからこそ、不動産会社さんや、サ高住の担当者さんに介入してもらうことで解決につながるって、実感です。
もうね、愚痴以外の何ものでもありませんが
・父が生前の頃からこの辺りすべて段取って欲しかった:おそらく、母が父と「サ高住」で同居することに抵抗していたように思われる(おそらく、夫婦仲がかなりよろしくなかった)
・90歳超えた時から、色々と物の片付けをして欲しかった
言いたいことは山々ありますが、とにかく、仕方ない。
せめてもの教訓は、自分は息子にこのような想いをさせないようにしたいです。
相続については別記事に書いています。合わせてお読みください。