こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんの個性は色々あって、よっぽど”直したほうがよいクセ”みたいなものを感じない限りは、できるだけそれを尊重するようにしています。
なのですが、少々気になるタイプがいて、それは「すみません」が口癖になっていること。
これまで、何人かに1人の割合でこのキャラに出会ってきたように思います。
どのようにケアすればよいでしょうか?そのポイントを解説します。
「すみません」が口癖の部下さんへの心配
我がチームの部下さん、仮にTさんと呼びます。彼女がこのタイプなのですが、つい心配になってしまいます。
何が心配なのかと言いますと
「すみません」つまり、謝罪の言葉を繰り返すことで、自分を必要以上に責めてしまったり、周りへの気遣いをしすぎているのではないだろうか?という点。
Tさん、いわゆる心配性な気質もあり、また、今年になってチームに加わってもらったこともあり、色々と遠慮しているのでは?的な雰囲気も気になるのです。
業務においては専門性も経験も豊富で、私としては逆に彼女に教えてもらうことがたくさんで尊敬もしていて、そのことも折々に言葉に出すようにしています。
「すみません」が枕詞の如し
なのですが。
とある新しい手順について悩んでいる時に「以前の職場の仲間から聞いたんですが」と情報提供してくれました。ちょっとややこしい内容もあってみんなが「はてな?」となっていた時に「あ、、混乱させてしまい、すみません。」
ーーーーーいやいや。貴重な情報、とてもありがたいんですよ。
電話を取り次いでくれる時も「すみません、いくみさん。◯◇さんからお電話です」
ーーーーーおそらく、セールスの相手だったようで、なんだか申し訳なく思ってくれたみたい…いやいや。Tさん何にも悪くないから。セールスの電話、私の方で適当に受け答えするからいつでも取り次いでね。
と、こんな塩梅で、ある意味「すみません」が何事も枕詞になっているかの如し。
真っ向から否定するつもりはもちろん全くないですが、冒頭にも書いたとおり、自分を必要以上に責めてしまったり、気疲れしてしまわないだろうか…
折につけ「すみません」言わなくていいよ。いつも頼りにしてますよ。と伝えるのですが、それに対しても
「すみません」(笑)
リーダーの立場に向かっていく時に、あらためて助言
逆に。
この言葉をいつも添えることが、ご本人にとってのスタンダードになっているのかもしれません。
周りが返って気を遣ってしまうこともあるかもしれないが、ま、それはさておき。
無理にそこを変えるよう助言しなくとも、そのまま見守っておくことでも良さそうです。
彼女が今後、人の上に立っていく機会も当然あるでしょうし、ご本人もリーダーを目指してくれていますから、その立場になっても「すみません」連発するのだと、ちょっと頼りない印象を与えてしまいかねません。
どのタイミングから、そこに向けてスイッチを切り替えてもらうべきか…とっても悩みますが、実際にリーダーシップをとるようなタスクを手がけてもらう時から、あらためて助言していこう。
なぜ「すみません」をしょっちゅう口にするのかしら?
という伝え方じゃなくて
上に立っていく場合に「すみません」だと返ってメンバーに不安を与えてしまうよね。
という伝え方の方が、
きっと、本人にとって腹落ちできることでしょう。
最後にひとこと
部下さんたちの個性にそれぞれ寄り添っていくこと。
それもまた、管理職としての楽しみでもあります。