こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
職場でのハラスメントに悩んでいませんか? ダイバーシティ、多様性を重んじる…という世の中の潮流は良いことではありますが、残念ながらその状況に反して、職場でのハラスメントがなくなりません。
特に上司からのハラスメントは、仕事のモチベーションを著しく下げ、時には心身の健康にまで影響を及ぼすことがあります。
ハラスメントの根本原因を理解し、それに対処する方法とは何なのか?
私の20年にわたる管理職経験から得た知見をお伝えすることで、解決の糸口の一助としてもらえたら嬉しいです。
ハラスメントの背景にある「管理職の意識」
まずは、この記事のポイントから。
なぜ、解決の糸口としてもらえるのか?と言いますと、ハラスメントの背景にある「管理職の意識」に焦点を当てているからです。
多くのハラスメント対策は表面的な対処に終始しがちですが、根本的な解決には管理職の意識改革が不可欠。
では、ハラスメントを生み出す「管理職の意識」とは?
ハラスメントを引き起こす管理職の多くに共通しているのは、こんな考え方です。
「自分は管理職なのだから偉いのだから部下は自分に従うべき」
こうして強すぎる上下関係の意識を持つことが、ハラスメントの温床になっているのです。私も管理職として日々奮闘していますが、ともすると陥りがちな思考の歪みにハッと気づきます。
管理職としての在り方、ハラスメントを防ぐ4つの心構え
では、どうすればいいのでしょうか?その解決策について。
具体的には「ハラスメントを防ぐための4つの心構え」以下にそれぞれお示しします。
管理職は「役割」であることを自覚する
管理職は偉いわけでも、特別な存在でもありません。部署をまとめ、機能させるための「役割」なのです。
部下を尊重する姿勢を持つ
相手を一人の人間として尊重することで、ハラスメント的な言動は自然と減っていきます。
自己の言動を客観的に振り返る
自分の言動が相手にどう受け取られるかを常に意識しましょう。
コミュニケーションを大切にする
一方的な指示ではなく、双方向のコミュニケーションを心がけることが重要です。
ハラスメントのない職場づくり
管理職になるまでの努力には当然苦難も多いですが、それは「役割を果たすため」のものだったはず。
その役割に徹すれば、おのずとハラスメント的な言動は減ってくるに違いありません。
管理職だからこそ、常に自分の言動を振り返り、部下との適切な関係性を築いていく必要があります。そうすることで、職場全体の雰囲気も良くなり、結果的に生産性の向上にもつながるのです。
ハラスメントに悩んでいる方、また管理職として部下との関係に悩んでいる方、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
一緒に、より良い職場環境を作っていきましょう。