こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんのメンタルケアって、本当に難しいですよね。
実は、女性特有のメンタルケアのポイントがあるんです。とくに男性上司だとそこに気づかないこともありがち。
この記事では、そんな見落としがちな2つのポイントについてお伝えします。
女性部下さんのメンタルケア 2つのポイント
では、その2つのポイントとはどんな点でしょうか?
具体的には以下です。
- マルチタスクのプレッシャーへのケア
- 女性特有の健康課題への配慮
なぜこの2つが重要なのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
マルチタスクのプレッシャーへのケア
女性は仕事と家事と育児という3つの大きな責任を同時に担っています。
もちろん、男性も同様ですが、この”マルチタスクのプレッシャー”女性の方がどうしても多くなるという現象があります。
男性より女性への負荷が多いこの現状に、上司として気づくことが大切。「仕事だけでなく、家庭でもがんばっているんだな」という視点を持つだけで、部下への接し方が変わってきます。
女性特有の健康課題への配慮
次に、女性ならではの健康課題について。
生理周期や女性特有の疾患など、女性ならではの健康課題があります。これらは仕事のパフォーマンスにも大きく影響するのです。
デリケートな話題だけに、部下から積極的に相談してくることは少ない。だからこそ、上司側から「体調は大丈夫?」と声をかけることが重要。
女性部下にとって、男性上司に対してこうしたことを話題にするのは少々気後れしてしまうかもしれませんが、上司が「心配していますよ」と伝えることによって、緊張をほぐすことができるはずです。
具体的にどうすればいい?
では、具体的にどんなことに気をつければいいのでしょうか。以下の4つを意識してみてください。
- 定期的な1on1ミーティングを設定し、仕事以外の話題も含めてコミュニケーションを取る
- 柔軟な勤務体制(在宅勤務、フレックスタイム等)の導入を検討する
- 健康相談窓口の設置や、産業医との連携を強化する
- チーム全体で互いにサポートし合える文化づくりを心がける
ただし、これらのポイントに気をつけるからといって、女性部下さんを特別扱いする必要はありません。むしろ、個々の事情や課題を理解し、適切に配慮することが重要です。
そうすることで、女性部下さんはがキャリアとプライベートをどちらもうまく両立できるようになり、チーム全体のパフォーマンス向上にもつながっていくことでしょう。
最後にひとこと
この記事でお伝えした2つのポイント。
日々の女性部下さんとのコミュニケーションの中で、ぜひ取り入れてみてください。きっと、新しい発見があるはずです。
とくに悩んでいる男性上司へ、参考になったら幸いです。