こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんのメンタルヘルスに上司が心がけるべきことは様々ありますが、この記事では「女性ならではの悩み」に焦点をあてて解説します。
女性部下をもつ上司のあなたへ。参考にしてもらえたら嬉しいです。
メンタルヘルス「女性ならではの悩み」3つのケアポイント
まずはケアポイントについて。3つ挙げます。
- 仕事・家事・子育てでオーバーフロー
- 何事も1人で抱えがちな気質
- 女性特有の健康課題
さらに詳しくお伝えします。
仕事・家事・子育てでオーバーフロー
仕事と家庭の両立。
男性も、もちろん同じ状況にはありますが、どうしても女性側に比重が多くかかってしまいがちな傾向は否めません。
役割をどうこなしていくかは、本人の考え方や在り方にも委ねられますから、上司の手助け…ということではありませんが、とかく「オーバーフロー」になっていそうなことを、まずは認識しておく。
複数のことをいっぺんにこなそうとしたところで限界があるのですから、とにかく一つ一つの役割を集中して、他の役割のことは、その時間になったら考えることでよい。とアドバイスをするのもひとつです。
余談ですが、私もワーママでいっぱいいっぱいになっていた時期が長いですが「とにかく、一つ一つ」といつも念じて(割り切って、と言った方が合っているかもしれません)なんとか乗り切ってきました。
何事も1人で抱えがちな気質
次に、女性の気質として「何事も1人で抱えがち」という点もあります。
言い換えるならば、人に振るのが苦手だったり、悩み事があっても誰かに相談できずにいたり。
こうした場合に「何かあったらいつでも聞くよ。遠慮なく声かけてね」と伝えたところで、あまり効果はありません。
どことなく様子が優れなさそうだな、と感じたら「困っていることあるんじゃないかな?私、話を聴きたいのだけれど」と
【心配している。気がかりなことをシェアしてもらいたい】
そんなニュアンスで伝えることによって、部下さんもすーーっと心を開いてくれるかもしれないです。
女性特有の健康課題
3つ目は、女性特有の健康課題について。
生理周期に伴う体調の変化や波が、ある程度本人の心身共許容内であれば良いですが、なかなかそうもいかないことも多いです。
例えば「PMS」や「月経困難症」を患ってしまった場合は、症状が出ている時に仕事のパフォーマンスが保ちづらいこともあります。
私の部下さんたちには、それ以外でも、子宮内膜症で長らく通院していたり、最悪は手術する必要があったりと、女性特有の疾患を抱えている人たちが一定割合数いました。
この辺りも、本人から上司へ言いづらかったり、また逆に、上司から聞き出しづらかったりと、なかなかセンシティブな事項。
前段落でお伝えしたことと同様、様子が優れなさそうだな…と感じたら、それとなく声をかけてみるようにしましょう。
最後にひとこと
今回お伝えした3つ、「複数の役割でオーバーフロー」「女性の気質」「女性特有の健康課題」そのもの自体がメンタルとイコールではありません。
ですが、女性にとって常に悩ましいことの代表例。
積み重なってしまうことで、メンタル不調にもつながっていきかねませんから、ぜひケアのポイントとして心がけていただくことをお勧めします。