こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんのメンタルヘルスケア。「頑張ってるね」「あなたなら大丈夫」と声をかけているけど、なんだか効果がないような…。
実は、良かれと思って発した言葉が、逆効果になってしまうことがあるんです。今回は、そんな状況を改善するためのヒントをお伝えします。
上司の励ましが部下を追い詰める?
忙しい毎日の中で、部下さんが少しずつ疲れていく様子に気づいたことはありませんか?
遅刻が増えたり、ミスが目立ったり、表情が暗くなったり…。そんな時上司は「励まさなきゃ」と思いがちです。
でも、ちょっと待ってください。その「励まし」、本当に効果的でしょうか?実は逆効果になってしまっていること、ってありがち。
この記事を読むことで、以下のような言動への参考としてもらえます。
- 部下のメンタル悪化のサインを見逃さない
- 逆効果な励ましの言葉を避ける
- 部下が本音を話しやすい環境づくり
- 心理的安全性を高める声かけの方法
- 上司と部下の信頼関係を深める
なぜ「あなたなら大丈夫」が逆効果なのか
「あなたなら大丈夫」「きっとできるよ」。一見励ましに聞こえますよね。でも、実はこれが部下さんを追い詰めてしまうことがあるんです。
なぜでしょうか? それは、こんな気持ちが部下さんの心の中に生まれるからです
「大丈夫じゃないのに…」
「できないって言えない…」
「もう放っておかれるのかな…」
結果として、部下さんは自分の本当の気持ちを伝えられず、さらに孤立感を深めてしまうのです。
効果的な声かけと環境づくり
では、どうすれば良いのでしょうか? ここでは、部下さんのメンタルヘルスを守るための具体的な方法をご紹介します。
観察力を磨く
部下の様子の変化に敏感になる
遅刻、ミス、表情の変化などのサインを見逃さない
オープンな質問をする
「これからどうやっていきたいですか?」
「何か困っていることはありますか?」
傾聴の姿勢を示す
「よかったら話を聞かせてください」
「一緒に考えていきましょう」
具体的なサポートを提案する
「業務の優先順位を一緒に整理しましょうか」
「他のメンバーにタスクを振り分けることもできますよ」
定期的なフォローアップ
1対1のミーティングを設定する
「前回の話の続きを聞かせてください」
心理的安全性が鍵
ここまでお伝えしてきたことを図表にしてみます。
部下さんのメンタルヘルスを守るためには、心理的安全性の確保が鍵。
「あなたなら大丈夫」という言葉ではなく、「一緒に考えていきましょう」という姿勢が大切なのです。
上司の小さな気づきと行動の変化が、職場全体の雰囲気を変え、部下さんとの信頼関係を深めていきます。
ぜひ”新しい声かけ”を心がけてみませんか?
部下さんとの素敵な信頼関係づくり、一緒に頑張っていきましょう。