こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
仕事をしていて、どうしても「苦手な相手」っているもの。
たいてい、理屈じゃなしに感覚的に「合わない」と感じてしまう場合が多いのですが「そんな、フィーリング的なことで決めてもいいの?」と自問自答するんですが、合わないものは合わない。
そんなときの対処法・私の結論は「合わないの正体を追わない」「何もしない」
事例も交えて解説します。
「合わない」の正体を追わない
苦手な相手というのはさまざまで、クライアントさんだったり部下さんだったり、はたまた同僚や上司だったり。
その「合わない」の正体を突き詰めようとすると、そもそもの考え方だったり行動の仕方だったりに、どうにも違和感を禁じ得ないという点なのです。
もちろん、人の考え方や言動は千差万別ですから、自分と似たような人もいれば全然離れた価値観の人もいるのは当然。
なるべく、「ま、いっか」と思える範囲でお相手を尊重するように努めることにしていても、どうしても「ま、いっか」を超えてしまうこともあります。
ここに至ってしまったならば、「合わない」の正体を追わないことです。
最も合わないクライアントさんとの顛末
実際に私がこれまでの仕事人生で最も「合わない」と感じてしまったのが、某クライアントさん。
しかも、そういう相手って、たいてい先方さんも私に対して「合わない」と感じているんですよね。
なんとか合わせようと懸命にやってみるのですが、やればやるほど、さらに溝が深まってしまうばかり。
終いには私に対してじゃなくて、部下さんを通じて「いくみさんに、もううちの会社に来ないでって伝えてくれますか?どうしても合わないんだよね」と投げつけてくる始末。
なんて失礼なんだろう!怒りたくても、すでに相手は私に対しシャットダウンしていますから、どうにも成す術ありません。
「何もしなくていい」ボスの一言に救われた
私が何か粗相をしたわけでもなく、なんとなく話の仕方が気に入らなかったということらしい。
こんなことを言われたの、後にも先にもこの1回ですから、もうその時の衝撃と言ったら!かなりメンタル崩しそうになりました。
それを救ってくれたのは当時のボスの一言。
「残念だけれど、合わないものは仕方ないよね。いくみさん気にしなくていいから、そのまま何もしなくていいから」
そっか。
どうしても合わないっていう相手と、無理になんとか上手くやろうって、頑張らなくてもいいんだ。
スーッと肩の力が抜けて楽になりました。
最後にひとこと
それ以来、この「何もしなくていい」ということを心がけることにしました。
もちろん、過度に神経質になったり、相手に棘を出す必要も全くありませんが、合わないことを掘り下げても詮無いですから。
苦手な人への対処法はこれが一番だと実感するのです。
ちなみに、くだんの「いくみさん、もう来ないで」と言われたクライアントさん。
その数年後に退職されて、自然ともう会うこともなく今に至っています。