こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
女性活躍支援、女性管理職の人数を増やそう…政府や行政や各企業や様々な取り組みをしてきて久しいですが、なかなか実態が伴っていないのが現状。
様々な背景があるものですが、理由の一つとして取り沙汰されるのが「そもそも本人が管理職を引き受けたくない」というメンタリティ。
同じ女性として、すごくわかります。不安に押し潰されそうになるならば今のままでいいって思うんですよね。
でもね。
私は管理職としてやっていくことを選びました。
この記事は「女性管理職 なりたくない」あなたへ。女性管理職19年の私から愛を込めてお届けします。
「女性管理職 なりたくない」の理由とは?
まずは「なりたくない」理由について。
育児や家事との両立、男女関わらずその役割を担っているのもですが、やはりどうしても女性の方が育児や家事への比重が多くなってしまいがちです。
しんどい思いをしてまでやらなくても…子供のために割ける時間を削ってまでやらなくても…管理職のプレッシャー背負わなくても…
こんな”ても”が幾つも思い浮かびますよね。加えて「私にはできそうにない」
とあるネットの記事から引用します。
昇進意欲が低いのは女性に限った話ではないと考える方も多いかもしれません。確かに男性からも「管理職になりたくない」という声は聞かれます。しかし大きな違いは、男性の場合、「やれと言われればやれなくはない」と考える傾向があるのに対し、女性は「管理職になりたくないし、自分がやれる気もしていない」という思考が強いことです。やり遂げられる自己効力が弱いのです。ここに大きな違いがあると考えています
「自己効力が弱い」
なるほど。
いいとか悪いとかじゃなしに、考え方の傾向とか特徴とかそういうこと、ただそれだけです。
管理職になったら、何がいいの?
では。
そんな思いと戦いながら、あえて管理職になることを選んで、何がいいの?と言いますと。
- 業務を動かしていくことで、経済を担っている実感
- 部下さんを育てていくやりがい
- 人としての成長
…etc.
色々挙げられますが、究極、報酬のアップです。
多くの会社組織では「報酬規程」があって、職位に応じて報酬額の範囲が定められています。
管理職は時間外勤務手当(いわゆる、残業代)は対象外とはなりますが、責任の重さやその他色々を踏まえて、一般職とは異なる報酬が設定されていることが常。
私は子供が幼少の頃は正社員の職に就くことが叶わずに、時給1,200円の生活が10年近く続きました。賞与もありませんので、フルタイムで勤務しても年収300万円少々。
当時シングルマザーだったこともあり、生活はカツカツでした。
もうちょっと給料増やしたい、そのためには正社員になって上を目指して…ってかなり”ハングリー精神の塊”
実際に管理職昇格した際には「年収300万円」がほぼ倍になって、ヤッター!と嬉しさを噛み締めたものです。
さらに初級管理職から上級管理職へと進んでいくにしたがって増額、世の中お金が全てではありませんが、
お金にあらためて感謝の思いでいっぱいになりました。
収入を増やすには昇進を目指すことが必要
私のような会社員の場合だけでなく、起業家だったとしても、収入を増やすには昇進、もう少し違う言い方をすると、自分の価値やフィールドの拡大を目指すことが必要。
もちろん、ソコソコでいいという考え方もあるでしょう。否定しません。
でもね。
同じ働くんだったら、よりたくさん給料もらえる方が嬉しいし、それがポテンシャルにもなりますし。
当然そこには「責任」という重みが加わりますが、ある意味、報酬と責任は比例するものです。そして色んな重みと向き合っていくことで、報酬だけでなく、人間力もブラッシュアップできる。
手間味噌ですが、19年やってきてあらためて実感しています。
報酬アップがもたらしてくれるもの
具体的に報酬アップで、どんなことがもたらされたか?
一例をお伝えしますと
- 自宅(マンション)を購入、20年後にローン完済
- 春夏冬年3回行きたいところに家族旅行
- 欲しい物を買ったり、食べたいお店に行ったりが躊躇なくできる
なーーんだそんなこと。と思われるかもしれません。
でもね、生活が豊かになるって凄く嬉しくて
それで、また仕事頑張るぞぉー!とポテンシャルにもなるんです。
余談ですが、夫がこれまで何回か転職をしていて、その間無職だった期間が、長いと半年くらいのこともありました。
一例としてご紹介したのは夫の収入と合わせてのことですが、このように万が一どちらかが無収入となっても生活の質を維持できる、という点も自分の報酬があるからこそ、です。
最後にひとこと
女性管理職、どうしよう?と悩んでいる人へ。
昇進のチャンスがせっかく目の前に近づいているならば、ぜひ、チャレンジしてみませんか。大変なことも、もちろんありますが、楽しいこともたくさん。
経済的な豊かさ、ホントありがたいです。