休職中の部下さん 個別に連絡を取ることが必要な時に注意すべきこと

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

休職中の部下さんは一定割合で存在しているものですが、ご自身の病気治療だったり、育児や介護だったり、その事情は様々。

「休職」というのは、業務をしていない(それを、会社側が認めている)状況ですから、その趣旨からすると”そっとしておく”のがベターなのかもしれませんが、やはりどうしても連絡が必要な時もあります。

どうしたら良いでしょうか?

最近受けたセミナーでのことも踏まえつつ解説します。

休職中メンバーと連絡を取るには?

いわゆる”全社員連絡”みたいなメールがしょっちゅう配信されているのが常な我が社。内容によっては休職中メンバーにも伝えた方が良いこともあります。

なのですが、休職者は会社のパソコンを自宅では使っていないことがほとんどですから、そうした場合には個別に連絡を取る必要が出てくる。

最近受けた外部セミナーで「休職中の社員に連絡を取るには?」というテーマがあって気づいたこと。

繰り返しになりますが「休職」は、業務をしていないことを会社側が認めていることとなりますから、その、休職するための事象(治療、介護、育児…など)に専念してかまいません。という意味でもあります。

とはいえ。

自分にとって部下さんの1人であることに変わりありませんし、どうしても伝えたいことが出てくることだってある。

休職に入る前に、連絡先を記載してもらって「何かあったら連絡させてもらいますね」と伝えておくことを忘れないようにします。

連絡を取る必要のある時

実際に、連絡を取る必要のある時とは?

介護や育児の場合は申請で決められた期間がありますから、それに合わせて「そろそろ復職の時期ですよね」というコンタクト。

部下さん自身が病気の場合は「治療の見通し期間」として伝えてもらった時期が近づいてきたら「体調どうですか?」というコンタクト。

その間の”途中経過”を知りたいという気持ちも山々なれど、あんまりしょっちゅう連絡取るのはやはりご法度です。

もちろん、上司が単独で対応するのではなく、必要に応じて人事担当者等、第三者にも介入してもらうと無用なトラブルが防げます。

「連絡を取っておきたい」と切に思った出来事

20年近く管理職をやってきて、数えきれないほどの部下さんたちの休職に立ち会ってきましたが、連絡を取ること自体に、センシティブにならざるを得ないこともあります。

キッパリと「これが正解」と断言することはできませんが、個別に連絡を取ることが必要なときもあって、そう自分が思ったのなら行動すればいいのかな。って思っています。

もう10年以上前のこととなりますが、東日本大震災のとき。
休職中の部下さんたちに個別に連絡を取りました。5名くらいだったと記憶しています。

「ご無事で過ごされていますか?何か困ったことはありませんか?」

幸い全員からレスがもらえて、その中の1人はご実家が福島県で相当の被害に遭っていて…

それでも「全員無事です」と教えてもらった時は心底ホッとしました。

ともすると、連絡を取ることを失念してしまいそうになる休職中の部下さんたち。
この出来事があって以降、個別のケアを怠らないようにしよう、って心しています。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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