こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんのメンタルヘルスについて、ここのところ色々とコンテンツにまとめることとしています。
現場で日々起こっていること。管理職としてどうすればいいのか?同じように悩んでいる人たちに参考にしてもらえたら…と、ブログや動画や講座で伝えたいと思ったからです。
実際にメンタル疾患に罹ってしまった部下さんたち、彼らにとって「転職」が解決に繋がる、ということも経験しました。
解説します。
転職することでメンタルの解決に繋がる、NG?
部下さんがメンタルを挫いてしまって、その後なんとかご本人のリスタートに立ち会えたこともありますし、残念ながら自社内で過ごすことで解決に至れなかったこともあります。
実は、我が業界はかなり専門性の高い分野&同業他社の動向がすぐに伝わってくる狭さが特徴です。
志半ばにして去っていく部下さんが転職後に元気でやっているようだと、そんな情報もかなり身近にキャッチアップすることも多くて。
同じ業務をやっていたとしても、環境が変わることで開眼できることってきっとあるんですよね。
そうした想いをコンテンツにまとめて発信したい。幸いその機会に恵まれて某メディアの担当者さんとディスカッションすることができました。
「いくみさん。”転職することで解決に繋がる”という考え方は、会社にとってはネガティブなことで、決して提唱すべきことではないですよね」
転職することでメンタル解決はNGなのでしょうか?
部下さん個人においての本人の人生に寄り添う
指摘をもらって、確かに、うちの会社にとっては人材の喪失はかなり辛いことに他ならないけれど。
部下さんの、その人生にとっては、うちの会社にいることで解決できなかったことが、他の会社に移ることで心機一転になるってこともあるのだから。
上司は「自分の会社においての部下さんの人生」ではなく、「部下さん個人においての本人の人生」に寄り添うことで良いのではないだろうか?って思うんです。
もちろん、「どうぞお好きにご転職ください」みたいなネガキャンをするつもりもありません。
もちろん、ずっとうちの会社にいて活躍してもらえるなら、上司としてこれほど嬉しいことはありません。
でもね。
部下さんがどうにも体調を回復できずに、それが新天地であればヒントになるならば。
寂しい気持ちも当然ありますが、エールを送ることに努めようって、切に思うんです。
最後にひとこと
実際に、そうして見送ることとなった部下さんたちも少なからずいます。
繰り返しになりますが、自社内ではどうしても解決できなかったとしても、環境が変わることで上手くいくことってあるのだから。
その行く末を見守ることも、また、かつて関わった者としての勤めなのですよね。