こんにちは。女性管理職17年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんに役職に就いてもらうのはとても嬉しいこと。
しかし、役職者になった途端にともすると「あなたはリーダーなのだから」と言ってしまいがちなことがあるもの。
この記事では、私が失敗してしまったことの反省もご紹介しつつ【役職に就いた部下さんに言ってはいけないこと】について解説しています。
役職に就いた部下さんに言ってはいけないこと
まずは「何を言ってはいけないのか」について。
それは例えば、あなたは課長なのだから。あなたは部長なのだから。
つまり"あなたは〇〇なのだから"トーク。
部下さんの心理と上司の心理を、自分の経験からさらにお伝えします。
上司たるもの。きちんと考えなくっちゃ。
役職に就いた部下さんの心理
役職に就いた部下さんの心理について。
かつて自分が役職者として任命されたときのことを思い起こしてみます。
一般職から管理職に登用されて光栄なのだけれど、いきなりメンタリティを切り替えるってのは難しい。
自覚を持つことが大事なのは頭では理解していても、徐々にそこにシフトしていくしかなくて、一気呵成にできることではありません。
ところが、役職に就いた途端上司から「あなたはリーダーなのだから」って言われてしまうことがあって、いきなり突き放さないでくださいな。今準備中なんです。
反論したくなります。
色々大変だものねー
部下さんが役職に就いた上司の心理
一方、上司としては。
部下さん昇格のため社内の人事制度に沿って精一杯尽くして、ようやくそれが通ったことに安堵。「切符GETしたよ」って、ついそれで終わり…みたいな心情になってしまう。
でもね。
上司が肩の荷をおろしてホッとしている場合じゃなく、次なる課題は新任管理職たる部下さんのあらたな支援。
ここ、結構抜けがちです。
役職に就いた部下さんへの、私の失敗談
こうしたことを心がけるようになったのは、お恥ずかしながら、私の失敗談が元になっています。
私なりに社内調整に尽くして、晴れて部下さんに管理職昇格してもらったときについ、気が緩んでしまい「あとはよろしくねー」みたいな対応をしてしまったのです。
部下さんから言われました。
ねーさんに頑張ってもらったのありがたいんですけど…
リーダーってどうすればいいいのでしょうか?
実は、私自身が管理職になったとき当時の上司からこうした細かな説明があったかどうか定かではなくって。
あったとしてもなかったとしても、とにかく突き進むしかないってやってきて今に至るのですが、同じように部下さんに強いることは良くない。しかも、何か課題が発生すると「あなたはリーダーなのだから」って口走ってしまう。
せっかくキャリアアップを果たしてくれた部下さんにとっては、火に油を注ぐようなもの。
部下さんからの意見を聴いてハッと気づきました。
それ以降は「あなたはリーダーなのだから」って決して言葉にしないことを誓ったのです。
任せるべきとフォローすべきと悩むときに
管理職の同僚と話をしていると、私と同じように「任せるべきとフォローすべきとどう塩梅をすれば良いか」って悩みが共通していたりします。
「あなたは〇〇なのだから」とは、上司がこの部下さんに任せるべきと、いう信頼感の表れでもありますが、言われた本人にとってはおそらく突き放された感も多いことでしょう。
ならば。
まずはフォローに徹して"任す感"はその次のステップとして取り組めばよいのかもしれません。