「完璧さん」と「楽観さん」 ついつい衝突してしまうものだ【女性管理職の仕事日記2019.9.12】

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職場チームで揉め事が起きています。
ある出来事をめぐって口論をしている2人。

1人は完璧派、もう1人は楽観派。真逆のタイプとも言える。

気がつくと「完璧さん」が激高して幕切れとなってしまった模様。ついつい、衝突しちゃうんだろうな。

今回はそんなお話です。

ミスは防ぐもの?起こるもの?

論点は、業務上発生したミスについて。

「楽観さん」(以下、Rさん)が主担当なのですが、たまたま昼休みに出ていて他のメンバーが対応。
不慣れなそのメンバーがミスを起こしてしまったのです。

昼休みから帰ってきたRさんに向かって「完璧さん」(以下、Kさん)がいきなり駆け寄っていく。
「どうなってるんですかー。ミスが起きてるっていうのに、対応してもらわなきゃ困ります」

Kさんは「ミスは防ぐものである」という志向。だからつねにそれに備えて、二重三重の手立てをしておくべき。

方やRさんは「ミスはどうしたって起こるものだ」という志向。だから、その後に適切な対処をすればよい。

Rさん。なぜ、そんなにKさんが怒っているのかが分からず、ぽかーんとしています。

するとさらにKさん怒る。
「ちゃんと考えてください!ちゃんとやってください!」と言い放ってスタスタと去っていきました。

完璧と楽観、ついつい衝突してしまう

どちらの言い分も分かります。

正論をぶつけるだけじゃ円滑にいかないこともあるし、気楽に捉えすぎると脇が甘くなることもある。

お互いが譲り合って、それぞれのいいところを活かしていけばいいのだが、ついつい衝突してしまうのだろう。

救いといえば、Rさんはさすがといおうか「は、ハイ…わかりました…すみません」
とりあえず謝っている。

なので、その場が収まったともいえます。

このまま決裂、とはならずに済んだ

さて、この2人。これからも似たような出来事が起きかねない。
それぞれ「完璧」「楽観」が振り切れているタイプだから、なおさらです。

チームの雰囲気も悪くなっちゃうし、メンバー編成を変えるしかないのか?私も悩みます。

翌日。Kさんがこそっと近寄ってきます。
「昨日は感情的になってすみませんでした。Rさんと話し合って、うまく進められるように努めます」

それはよかった。

間違ったと思ったら反省すれば良いのです。
おかげでこの2人、決裂せずに済みそうだ。

なんかあったら、また相談してきてね。立ち去るその背中を見送る。ホッとしました。

今日の一言

私もそもそもは「ザ・楽観主義」(笑)
完璧さんからよくお小言をもらったものです。
でも、きっとそれじゃいけないのだろう。

年を取るにつれ、また、仕事の経験を積むにつれ。
「どちらも程よく発揮できる」ことを心がけるようになりました。

KさんもRさんも、まだ若い。
ぶつかり合いは仕方ないけれど「完璧と楽観、ほどよく発揮できる」を目指してほしいな。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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