ある業務をまとまった期間に集中して取り組んできました。その間約1年。
まずは手順を構築して、くる日もくる日もそれを繰り返しながら所々改善して。全てが習慣化されてきたといっても過言ではありません。
ようやくひと区切りがついて、ほんの数日そこから離れてみたらビックリすることに、あれほど習慣だった手順を忘れそうになっています。
このことで気づいたのが「習慣は変えられる」ということ。
ご紹介します。
「習慣は変えられない」と思い込む必要はない
ビジネス書などで「習慣化のコツ」をテーマとしているものをしばしば見受けます。
習慣には良いものと悪いものとがあるから、悪い習慣を手放して良い習慣を身につけるべし…といった論調ですが「習慣を変える」のって、結構大変じゃないのかしら?と思い込んでいました。
特に深い意図は無いのですが、身に付けたものをいったんリセットして新たなものを作り上げるのって、なかなか骨の折れるもの。
つい、いつもの習慣を続けようとしてしまいます。
ところが今回の経験で「習慣は変えられない」と思い込む必要はなく、ある時点から自然と手放すこともあるのだということを知りました。
習慣を変えるためにやってみるとよい「一旦離れる」
冒頭にお伝えしたとおり、ほぼ1年毎日おこなってきたことからほんの数日離れただけで、習慣化してきたはずのことを忘れてしまった。
逆に考えるとこの「一旦離れる」が、習慣を変えるためのきっかけになるのではないかと思い立ちました。
私は物理的に「やっていたことから離れる」状況がありましたが、実際にその物事から離れなかったとしても「考え方から離れる」でもよい。
思考や行動のパターンとして続けていたことから、いっとき開放されてみる。とも言い換えられます。
離れてみて別の地点に辿り着くこともあるでしょうし、また同じ地点に戻ることもあるでしょう。
でもね。
ずっと固定せずに離れたり戻ったりしながら、よりよい方向を見出していくこと。それが「習慣」のコツなのかもしれません。
習慣化と気負わずに、肩の力を抜いて取り組んでみよう
今回の業務はかなりの長丁場で、途中何度も息切れしそうになりました。
苦労の連続でしたが、それでも一旦手放すとたちまち忘れたりする。
「習慣化」と捉えるとつい気負ってしまいがちですが、時の流れのなかで、知らずうちに上手くいくこともあります。
悪い習慣を見直すことも、良い習慣を身に付けることも、肩の力を抜いて取り組むと良さそうです。