先日はとあるイベントに参加してきました。
題して【18番目のSDGs】
SDGsには17の持続可能な開発目標があり、人権、経済・社会、地球環境、さまざまな分野にまたがった課題が分類されていますが、こうした概念にとらわれずに一人一人が身近に取り組めること。それを”18番目”としてやっていきましょう、というものです。
このイベントについては、別記事に書いていますので、後の段落でご紹介します。
一方で「会社勤務で身近に取り組むSDGsとは?」について、あらためて考えてみることにします。
全体での取り組みではなく、一人一人が身近に取り組めること
各企業でそれぞれにSDGsへの取り組みが実施されていることでしょう。
弊社でも同様ですが、そうした「全体のこと」というよりも、一人一人が身近な取り組み目標をもって常に心がけていくことも大切。
ありきたりかもしれませんが、やはり、資源の大量消費・大量廃棄からの脱却つまり、ペーパーレス化のより徹底、ということが思い浮かびます。
昨今のIT化のさらなる進展で、「紙媒体」の減少もどんどん進んできてはいますが、我が部署の業務は行政がその相手となる部分もあって、まだまだ「紙にハンコ」やら「メールではなくFAX」みたいな文化が重んじられている点も多い。
特に何かの申請事項ついては”紙で「正本」「副本」を2部作って、承認後「副本」が戻ってくる”的なことが顕著でしたが、これだとさらに紙の量が2倍になります。
年々こうした「副本」が増えていって、もう、ファイルの数も膨大。そうすると、保管庫がいくらあっても足りなくって、この点からもSDGsというより、オフィス環境整備の点でも相反していきます。
前任者の信じていた「紙じゃないとダメ」実は違っていた
私が前任者から引き継いだときに「それってなんとかならないんでしょうか?省資源の観点から是非とも改善したいです」と訴えてみたのですが「紙じゃないとダメだからね」の一点張り。
試しに行政の担当者に訊ねてみたらナント!「今は行政側もシステム化をかなり推し測ってるから、そっち主流でどうぞ進めてください」との返答です。あらためて前任者に伝えたところ「私はシステムは信用してないんです。いくみさんが引き継いだ後はご自由にどうぞ」と言われて、結構ムッときました。
行政が紙じゃないと受け付けてくれない。それは一昔前のことにもかかわらず
おそらく、前任者は長らく守ってきた「紙の伝統」を全うしたい…という思いが強かったのかもしれません。
でもね。それってかなりナンセンスなことで
とにかく省資源大事、みんなで環境問題に取り組んでいこうという1人ずつの取り組みが大事。
私が引き継いで以降は、部下さんたちにも「とにかくペーパーレス第一でいきましょう。無駄にコピーをとってファイルに仕舞うのも基本は無し。」と徹底するよう伝えていて、
やはり「一人一人が身近に取り組めるSDGs」という想いがその根底にあるからです。
自分にとって大切なSDGs「ESG」
そして、もう一つ私にとって大切なSDGsが「ESG」
この点は拙著『女性管理職が悩んだ時に読む本』の30ページ~も書いているのですが、
「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」の頭文字を取った言葉で、 さまざまな環境問題や社会問題が顕在化する中、企業が持続的な成長を遂げるために必要な要素、と言われています。
特に「Social」においては、男女平等やダイバーシティが主項目になっていて、そうした点を経営方針にも取り入れていくことで、より、持続可能であることを目指す…というもの。
女性管理職頑張ろう!というのも、こうしたことに少しでも役に立ちたいという願いの一つでもあります。
最後にひとこと
この記事でご紹介した点だけでなく、それ以外のことについても。
一人一人が身近に取り組めるSDGsへの心がけ、ぜひ続けていきたいです。
冒頭でご紹介した【18番目のSDGs】イベントについてはコチラの記事をどうぞ。