こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
プライベートの学びとして受けた講座で、残念な経験がありました。
私が出来ていないこと、改善すべきことをかなりキツく指摘されて、理屈では分かるのですが、やる気がすっかりなくなってしまい、はっきり言って逆効果。
具体的にどんな点で、今後自分が部下さんと接するときにあらためて反面教師的・受け手側の立場から気付いたこと。
解説します。
やる気がなくなってしまった 3つのポイント
この講座は「話し方」「伝え方」についてのものでしたが、まずはなぜ、やる気がなくなってしまったのか?
ポイントは以下の3つです。
- 改善点について、自分の仕事のことにまで言及された
- ここを直せばあちらも良くなる:本題とは関係のない、アドバイスを求めていないことを持ち出された
- 人間性を否定された
さらに詳しくお伝えします。
改善点について、自分の仕事のことにまで言及された
講座を受講したのは、仕事について、ではなく、これから新たに目指している”セミナー講師”について、スキルを磨きたかったことが目的です。
特に話し方の技術的なことをきちんと学んだことがなかったため、改善ポイントが満載なのは自分でも認識していますし、色々と指摘をもらえるのはありがたいです。
なのですが、アドバイスの最後に
「だからあなたは、部下さんと信頼関係を築けていないのではないでしょうか?」と付け加えられて、かなりムッとしました。
たまたま「部下さんに掛けてはならない言葉」というテーマで、自分が上手くできなかったエピソードをもとにデモプレゼンをしたのですが、仕事上のコミュニケーション術について習いたいのでもなく、そのことで悩んでいるのでもなく、ましてや部下さんと上手くいってるかそうでないかは、この講師が語るべき範疇のことでは全くありません。
ハッキリ言って余計な一言です。
残念ながらこの最後の言葉に心が奪われてしまい、本来のアドバイスを素直に受け入れられなくなりました。
本題とは関係のない、アドバイスを求めていないことを持ち出された
ポイントの2つ目は、本題とは関係ないことを持ち出されたこと。
私はショート動画での発信も積極的にチャレンジしているのですが「この改善点を直せば、動画もよくなりますよ」「あなたの動画は、今ひとつ伝わってこないんです」…と、盛んに私の動画の評論をしてくるのです。
いやいや、ショート動画にはショート動画のコツやポイントがあって、そこと今回の「話し方」リンクしていないから。
百歩譲って「言葉を発する」という点では、同じだという考え方もあるでしょう。
でもね。繰り返しになりますが、ショート動画は15〜20秒の間にどれだけ視聴者を離脱させないか?という点が最大のポイントで「話し方」にこだわることが必須ではないのです。
この講師は動画の専門家ではありませんので、尚更、この”関係ない話題”を持ち出されたことに嫌な気持ちになりました。
人間性を否定された
そして、ポイントの3つ目。この点が最もネガティブインパクト大でした。
「あなたはそもそも、話を聞いてくれる相手を信頼していないですよね。だから次々畳み掛けるような話し方になってしまうのです」
私の話し方に「間」が無い、と指摘されて、その「間」が無いことの理由づけを、このように解説されました。
こうなると、もう、人間性の否定以外の何者でもない。
言わんとしていることは理解できなくはないですが、せめて、表現の仕方に工夫がほしかった。ましてや「話し方の先生」なのですから、適切な語彙のチョイスは何をか言わんやです。
数回に渡っての講座でしたが、最後がこのような締めくくりになってしまい、本当に残念でなりません。
最後にひとこと
「スバっと言うのが私の研修スタイルです。そういう意味では厳しいかもしれないですね。」と補足もされていましたが、冒頭にもお伝えしたとおり「厳しさ」が「やる気」に逆効果だった事例となりました。
というより、そもそも「厳しさ」と「(相手の気持ちに配慮せず)容赦ない言葉掛け」もイコールではありません。
自分が部下さんへ対するときに、ぜひ気を付けなければ、とあらためて心しています。