ここのところ、中途採用の応募者さんとの面談をしています。
新規のプロジェクトが始まるにあたり、増員が必要になったためです。
昨今。
仕事を探している人(求職者)よりも、仕事の件数(求人数)のほうが上回っている状況が続いていて、各企業で「人の取り合い」。その加速を実感します。
応募者さんがきてくださるまでに、以前よりも時間がかかり、
そうこうしているうちに、必要なタイミングも逃してしまいそう…。
人事担当者も頭を抱えています。
やっとこさ候補の方が見つかり、いざ面談。
せっかくのご縁ですから、お互いの時間を大切に過ごしたい。
採用面談の際に私が心がけていること。また、応募者さんが気を配ってもらえるとよいと思っていることについてを、お伝えします。
第一印象
人と人との出会いは、第一印象で8割方決まる…とよく言われるものです。
応募者さんにとって、企業の第一印象というのは、面接官とのコミュニケーションの場で決まるといっても過言ではありません。
部屋をきちんと整えておくことはもちろん、まず、入室の際には、笑顔で姿勢を正して挨拶をする。
自分の所属や名前もハッキリと名乗ります。
また、お相手の挨拶の仕方や、ご自身の名前を名乗っているか…?ということは気になるポイント。
みなさんおおむねきちんとしていらっしゃいますが、当然、緊張されているので、時として名乗り忘れちゃった…というのも、ままありがち。
でも、いいのです。
とにかく「本日はよろしくお願いします」ということだけでも伝わってくれば、全然OK。
応募者さんの自己紹介
さて、面談が始まるとまずは、応募者さんに自己紹介をしてもらいます。
ご自身はお手元に履歴書等がないことが多いので、多少年月がズレていたとしても、言い間違いというのはさほど気になりません。
一方、コチラ側は、履歴書・職歴書を見つつお話を伺うため、誤字脱字があると、どうしても気になっっちゃう。
とくに、職歴書のように細かく書くものは、自分だけで見ていても誤りに気付けないことも多い。
ご家族に見てもらう、または、音読をしてみる‥などで未然に防げるかもしれません。
また、私が気を付けているのは、いただいた履歴書や職歴書には直接書き込まずに、別紙にメモ書きをすること。
こうした書類はいわば、その方の「顔」だから、書き込むのは失礼だと、先輩に教えてもらったのです。
とはいえ。
書きこんじゃっている面接官も多いですけれどね(笑)
会社説明や業務、職場環境のお伝え
その後は、コチラ側の説明を行います。
同様な業界や職種の経験があり、ご存知のことも多いであろう方には、要点を押さえてシンプルな説明を。
一方、業界・業務が初めての方でも、応募しているからにはご自身で調べているはずですので、より詳細説明を行うようには心がけますが、
どう頷かれているか?または、「〇△についてはご存知ですか?」と質問してみて、その答えにより「本気度合い」が伝わってくるものです。
また、職場環境や雰囲気を気にされることも多いようなので、そのあたりはフランクに伝えるようにします。
コチラが説明しているときは、メモを取っても大いにOK。
心配なようでしたら「メモを取ってもいいですか?」と聞けばヨシ。
したら、「どうぞ」とお答えするのにやぶさかではありません。
質疑応答
さて、その後はお互いの質疑応答タイム。
応募者さんは、ぜひココはご遠慮なく、疑問点をクリアにしていただきたい。
とくに質問が思い浮かばないようであれば、「これまでの説明で十分理解ができましたので、大丈夫です」と言えばいいのです。
面接官としては…ご経歴はさておき。
- どんな人なのか
- 仕事に対してのスタンス
- 今後何を目指しているのか
こういった点をしっかり”ご自身のコトバ”で語ってくれていれば。
そして、それが自社のカルチャーとマッチしていると思えれば。
「一緒に仕事をしようねーw」と言いたくなります。
今日の一言
「はじめまして」の応募者さんとコミュニケーションが図れるのも、採用面談の楽しみでもあります。
ぜひご入社いただきたい!と思っても、他社と併願していて、当社は片思いになってしまうこともアリ。
そんなこんなを経て、晴れてご入社をいただけたときは、本当に嬉しいものですw