こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
拙著の抜粋記事が2024年6〜7月、ネットニュースで8回に渡って連載されました。このブログのトップページにもリンクを貼っていますので、よかったらお読みください。
元々は「幻冬舎ゴールドオンライン」というサイトなのですが、Yahoo!ニュースにも各回転載されて”ヤフコメ民”さんからのバラエティに富んだコメント(しかも、ネガティブなものが多い)に、ドキドキバクバクの連続…
とはいえ、話題にしてもらうというのはありがたいもの。
今回は「60歳以上は老害」というコメント、それを受けて思ったことについて解説します。
60歳以上は老害?
そのコメントは、最終回(第8回)の記事に対してのものでした。
この記事のタイトルは
<ベテラン女性管理職「会社員生活はもういいかな~」…定年目前まで「リタイア希望」だったが一転、迷わず「再雇用」を選択したワケ>
私自身が、50歳台後半の時に「定年後にどう過ごしていけばいいのだろう?」と悩んで向き合ったこと(拙著の”悩みあるある”56・57、191ページ~)についてまとめられています。
結果「定年再雇用」を選択して今に至るのですが、こんなヤフコメをもらいました。
会社にとって60歳以上は老害。どんな人でもほぼ。。そう思っていたので準備して早期リタイアしました。
55過ぎると根気、体力、視力、記憶力もろもろ落ちてきて老いを実感します。いまは週2パートで気楽に働いていますがこれくらいが幸せ
この方の生き方について全く否定するつもりはありませんし、現在、穏やかに過ごされているようならば何より。
なのですが
「会社にとって60歳以上は老害」という言い切りがとても気になりました。
自分で「ここまで」と決める必要もない
心身あちこち加齢とともにガタが来るということは、もちろんあります。
しかし自分で「ここまで」と決める必要もありませんし「人に迷惑がかかる(=害)」なぞ、思い込まずともよし。
まだまだ仕事にチャレンジしたい。そのためにこれまで培ってきた経験やスキルを十二分に発揮したい。
そんな想いをもっているならば、きっと何らかのチャンスやポジションってあります。
実際に自分自身、ありがたいことに、定年前と変わらない責務を担っていて、正社員→契約社員、へと身分は変わり給与も全くイコールではありませんが、仕事の充実度、という点では殆ど変化していません。
それぞれの企業で状況も様々な点もあるでしょう。
しかし「◯◯歳だから、リタイアすべき」と一律に語ることでもなく、また、現在多くの企業が制度化している「60歳正社員定年」というのも、かつての昭和の頃の風潮の名残りだとも言えます。
シニアに差し掛かるに従っての働き方、関心が高い
単に「年齢◯◯歳」というステレオタイプの切り口じゃなく、健康管理や病気との向き合い方も、格段に進歩している昨今だから。
人生100年時代。60歳はまだ、3/5が過ぎただけなのです。
余談ですがこの幻冬舎ゴールドオンライン第8回目の記事は、ランキング第2位となりました。
「シニアに差し掛かるに従っての働き方、世の中の関心が高い」ということでもありますよね。
上記でご紹介をしたヤフコメ以外にも、なかなかに示唆に富むものもあり、よろしければぜひご覧ください。