こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
ちょっと前に世論を騒がせていた「マイナンバーカード関連サービスの誤登録」
実は、我が部署の業務に関わる点が多く、この間部下さんたちが手分けして「人力」でデータのチェックを進めてくれています。
なんてったって分量膨大。しかも細かい。しかも目視。
私も一部を手伝っていますが、本当に骨の折れる作業です。
ともすると鬱々としてしまうことも多いなか、部下さんの”開き直りが絶妙”で救われました。
自分たちのミスでないことへの対応
このチェック、そもそも自分たちのミスではなくて仕組み側の色々なエラーに端を発しています。
出発点からしてどうにも虚しくなっちゃいますが、主担当の部下さん。
「しょうがないっすよねーー。あははーー」
と豪快に笑い飛ばしながら、ひたすら目と手を動かしてくれています。
しかも、ある時期まででキリがついたはずなのに、数ヶ月後に「やっぱりまだチェックが必要です~」みたいなお達しがきて、憤懣やる方ない、とはこのことです。
みんながショボンとしているときに、またしても主担当の部下さん。
今度は、ポツッと言います。
「チェックしてもチェックしても、まだ分量が減らないって結構キツイですよね。
だんだん『もう合ってるからいっか!』と勘を働かせて流しちゃってます。」
ウィットに富んだ”開き直り”に一同、破顔一笑
点検業務の連続で少々静まり返っていた雰囲気から一転、他のメンバーたちも異口同音に「そうそう、その感覚ある!」
みんな破顔一笑です。
「いっか!と流す…それじゃあまずいだろう」などと上司は野暮なことを言ってはいけません。
彼女たちの勘は確かなのですから、全然オッケー。
何よりも、自分達の非ではないところからの鬱々とした業務。
明るく乗り切っていこうという心意気がホントにありがたい。
上司の開き直りではなく、部下さんの開き直りだから価値
これが逆に「上司の開き直り」では上手くいかないんですよね。それだと部下さんからしてみたら、なんだかいい加減に対処しようとしている?と感じてしまったり、押しつけになってしまいかねないから。
部下さんの絶妙な開き直り、だからこそ価値があるんです。
今回はたまたま「大量のデータチェック」という事例が起こりましたが、仕事に「シビアな事象」というのはどうしても起こりがち。
そんなときに、部下さんとこうして乗り切れっていかれることに、あらためて感謝です。