こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
6月〜7月、この時期になると起こりがちな現象が「ボーナス退職」
退職を決めるのに、こうした”季節の出来事”がきっかけになることってあります。
かつて、そんなふうに去っていった部下さんが少なからずいましたが、逆に言うと採用市場が動く時期、でもあるんですよね。
私の経験談もお伝えしつつ解説します。
「人が動く時期」管理職はビクビク
ネットで”6月末退職””ボーナス”などを検索窓に入れると、まぁ出てくるわ出てくるわ「ボーナスをもらって辞めるにはいつが最もオトク?」とか「ボーナス支給前に退職意思表示したら、ボーナスもらえないの?」等々。
いわゆる損得勘定的な話題のようですが、多くの会社では「報酬規程」があり、それに沿って賞与(ボーナス)支給がなされますから、例えば退職意思を伝えていたとしても不支給ということはありません。
ただし、支給日に在籍をしていなければ(支給日より前に退職をしていたら)対象外です。
なかにはネットに書いてあるような”損得勘定質問”をストレートに投げかけてきて、色々計算づくしの上辞めていった人もいましたが、ま、それはさておき。
こうした「人が動く時期」が近づいてくると、管理職にとっては結構ビクビクもので、もしかしたら部下さんの誰かから退職届が出てきやしないかと不安に襲われてしまいます。
自社の人材喪失だけでなく、他社も同じ
一般的には「退職希望日の少なくとも1ヶ月前には退職の届出をする」といったルールがあって、弊社も同様。
6月末退職であれば、遅くとも5月31日までには退職届提出が必要ですから、この記事初稿(2024年6月)時点の「6月末退職かも?ビクビク」は何もなく過ぎ去ってやれやれ…も束の間。
次のビクビクは「12月末退職」その次は「3月末退職」…毎年の繰り返しです。
一方。
当初は気付かなかったのですが、人事部の採用担当者がよくこの頃になると「これから人が動くから、中途採用を強化していきましょう」と発破をかけてくれます。
そうか。自社の人材が喪失するだけでなく、他社も同じなのだ。
つまり、採用市場が動く時期です。
仕事とは、出会いと別れの繰り返し
部下さんが辞めていってしまう辛さもあるけれど、新しい部下さんをお迎えできるワクワクもある。
彼ら彼女らが入社してきた時のことより、退職していく時のことの方が圧倒的にインパクト大ではありますが、仕事とは”出会いと別れの繰り返し”とも言えますよね。
退職と採用も、ある意味合わせ鏡のようなものだと、ここまで書いてきてあらためて実感しました。