こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
ここのところ、研修講師デビュー!を目標に登録しているエージェントさんや、キャリアコンサルタントさん何人かと、拙著のタイトルの一部でもある”女性管理職”についてディスカッションする機会がありました。
やはり、話題となるのは「女性管理職の人数がなかなか増えていかないこと」について。
話をしているうちに”女性活躍が優先課題ではない事業者と、イキイキと仕事を頑張りたい女性たちを繋げるには?”と気付いたことがありました。
解説します。
自分の得意分野が、みんなの喫緊の課題とは限らない
ご存知のとおり特にここ数年、行政や、各企業においても、ダイバーシティへの取り組み一環として「女性活躍推進」「女性管理職の割合向上」という動きが活発になってきています。
実は、先月末まで受講していた「講師として呼ばれるセミナー」でも、この点を私の講義テーマとして発表をしました。
審査員(エージェントさんや、商工会議所当事者)の方々からアドバイスをもらったのが
・ある一定規模以上の法人や団体であれば、このテーマは刺さるだろう
・一方、小規模事業者の場合、どうしても全体の従業員数が少ないこともあり「女性活躍推進」は二の次になってしまう現状もある
我が職場やその周辺(取引先さんなど)でも「女性活躍推進」はかなり身近で、しかも、自分自身が当事者ですから、「みんなにとっても喫緊の課題だろう」と勝手に思い込んでいました。
もちろん、重要なテーマであることには違いない(だからこそ、私も心血を注いで「この1冊!」を書きました)ですが、
アドバイスのとおり、全ての事業者さんにとって至急事項とは限らないから、例えば「女性管理職の当事者が語る今後のダイバーシティに向けて」といった講演を試みても、お相手にとっては”机上の空論”になりかねません。
反省。
キャリアコンサルティングの現場から
一方、キャリコンの方々とのお話し。
あるキャリコンさんは、グローバルに活躍されていて(現在、海外に在住)日本企業と外資企業との意識の差についてを教えてくれました。
・日本企業はまだまだ男性社会な文化が残っていて、経営陣も男性メインのことが多いから「女性管理職の人数向上」がどこか他人事になっているところもありがち
・外資企業も経営陣男性メインは同様の場合もあるが、この取り組みに関してはかなり優先課題と捉えている
確かにその傾向、私も実感するところあります。
もうお一人、別のキャリコンさん。
それこそ「女性活躍」をメインに、多くの女性へのキャリア支援に長年活躍してこられた方なのですが、
「働くことは生きること」「女性がイキイキと仕事をしていく社会を目指して尽力する」をビジョンとされていて、今年も3が日内、年始早々から精力的に相談業務を開始。
そして、頑張っている女性たちの様子にご自身が逆にいつも励まされている、とおっしゃいます。
事業主と、イキイキ仕事を頑張りたい女性を繋げるには?
「女性活躍が優先課題じゃない」「どこか他人事」という事業主側がいて
一方では「イキイキと仕事も頑張りたい」という女性たちがいて。
もちろん、管理職になること自体が”仕事の目標”と同意ではないですが、なんかこの両者をもっと近付けることはできないのだろうか?
おこがましくてすみませんが、本を書いただけで終わるのじゃなく、まだ自分がやれていないこと。
そのためにも「講師」としての道筋も目指していきたい。あらためて心しています。