「寄り添うこと」は相手のためだけではなく、自分の世界も広がる

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

最近「職場の寄り添いコミュニケーション」というテーマで講演をする機会がありました。

長年管理職をやってきて、部下さんとのコミュニケーションで最も大切なのが「寄り添うこと」だと考えていて、そのきっかけになったこと、寄り添いコミュニケーションとは具体的にどんなことか?といったポイントを中心にお話をさせてもらったのです。

あらためまして、この記事でも「寄り添う」ってどんなことだろう?ということをまとめさせてもらいます。

「寄り添う」のやり方

まずは、そのやり方について。

  1. 相手の話を聴いて頷く

  2. そこで語られていることに共感する

  3. その上でアドバイスを求められたら自分の意見を伝える

シンプルに言うと、こういうことかな、この順番かな。と考えています。

上司って、つい、逆の行動しがち。

例えば、自分の話しばっかりする、相手が共感してくれるだろうと勝手に思い込む…など。

私は、とあるときに部下さんから言われたことで、部下さんが望んでいるのは、そうじゃない。と教えてもらって、以来「寄り添い」がいちばん大切!と心がけるようになりました。

部下さんのためにこれが良いのでは?という思いです。

「寄り添う」自分にとって良いこと

一方で、自分にとって良いことは?という観点からも考えてみます。

人ってひとりひとり異なるから、「それ、ちょっと違うんじゃないな?」と思うこともあるでしょう。

むしろ、違うことの方が多いかもしれません。

でもね。

「なるほど。そういう考え方もあるんだ」と気付いて、自分の価値観が上書きされることで思考の範囲が広がることも多くて。

もし、相手の話を否定的に捉えようとするならば、そこで終わってしまいます。

実際の経験談

ここでちょっと、我がチームでのエピソードをご紹介します。

部下のAさん。私とは、ある意味真逆で

何事も細かくて慎重で、物事を見るのに「これは、間違っているのではないか?」という切り口から入るタイプ。

例えば、契約書に明記されていないことが発生したとすると「それ、書いてないですよね。」と指摘をくれて、分野エキスパートである監督官庁の担当者に電話を掛けて確認する…という、徹底っぷり。

方や私は

「書いていないけれど、禁止事項としても定められていないから、オッケー」
と推し進めてしまいそうになるのですが、Aさんの助言を聞いて、そっか、念には念を。と言うものね。

あらためて契約書に追記(覚書の締結)をすることにしました。

この話には後日談があって、Aさん、あとから考え直して「やっぱり、覚書必要ないように思えてきました」

おいおい、、、と心の中ではボヤきましたが、ま、色々あるし、もう覚書で契約相手とも話し済んでるし、いっか。

何事も"イケイケドンドン"なことが多い私にとって、慎重さも兼ね備えると尚良い。と自分の行動を見直す機会になりました。

最後にひとこと

寄り添いって、こんなふうに、双方向でもあるんですよね。

以前の私だったら、Aさんとの対話、ちょっと腰が引けていたかもしれませんが、「寄り添い」を1番に。という今の私にとっては、楽しみ。でもあります。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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