2023年4月28日に、初出版本『女性管理職が悩んだ時に読む本』を上梓しました。
本は、著者が書くだけでは終わりではない。先輩方から常々教わっていて、著者自らが世の中で自分の著作を必要としてくださる方々へお届けするための活動(いわゆる、販促)をしないことには、伝わらない。
まずは取り組むべきが【出版記念講演会】
おかげさまで、当日会場参加・当日オンライン参加・後日アーカイブ視聴参加合わせて、90名のお申し込みをいただきました。
そのために私が心がけてきたこと。同じような経験をする人に参考にしてもらえたらと、この記事を書きます。
個人での初めての集客 3つのポイント
今回の私のように個人での初めての集客について。取り組んだポイントを3つにまとめます。
- ビギナーズラック…との言葉通り、とにかく初出版わっしょい!を共に過ごさせてもらう
- 応援してもらえる仲間とのひたすらコミュニケーション
- 収支勘定は脇に置いておこう
さらに詳しくお伝えします。
ビギナーズラック
初出版とは、当然ながら1回しかありません。
初めてだからこそ、応援してもらえること(いわゆる「ビギナーズラック」)って大きいです。この機会は2度と訪れないから。
初出版、わっしょい!
そんなふうに参加者さんと共に盛り上げていかれたら嬉しい。
その思いでイベント開催に努めていきます。
応援してもらえる仲間とのひたすらコミュニケーション
私が参加している情報発信者のためのコミュニティ(ウェブ心理塾)での学びを経て、初出版に至れたのですが、ありがたいことに多くの仲間が応援してくれて集客に繋げることができました。
とはいえ、待っているだけでは何も進みませんから、自分からどんどん発信。
ありとあらゆるメディア(ブログ、メルマガ、Facebook、Twitter、YouTube、Instagramなど)を駆使して最新情報を繰り返し伝えていくとともに、もらった返信には感謝を忘れずに必ず返す。
また、仲間の開催しているイベントには積極的に出掛けていって交流を深める。
時には1人ずつにコンタクトを取って、講演会のお知らせをする。
とにかく、ひたすらコミュニケーションです。
すると、ありがたいことにご縁の連鎖にも恵まれて、自分があまり活用できていないメディア(例:clubhouse)でも仲間の輪を広げる機会をもらえました。
手前味噌ですが、この間の自分の行動量って半端ない!もう、走りっぱなしです。
収支勘定は脇に置いておこう
一方、自分1人で運営をやろうとしたところで無理ですし、特にイベント開催については専門家に協力してもらわないことには、お粗末なクオリティのものに陥ってしまいがち。
日頃交流をさせてもらっているそれぞれの専門家:ブログリニューアルの専門家、ランディングページの専門家、動画の専門家、司会の専門家、事務局の専門家…etc.に協力をお願いしました。
当然、費用がかかります。
しかも、新人著者のイベントに多くの参加費を払っても来てくれる人なんていません。
著名なベストセラー作家の出版記念講演会でも、書籍付きで相場は3,000円程度のことも多く見受けられましたので、我がイベントも書籍付き(+師匠である、精神科医/作家 樺沢紫苑さんの特別講演付き)で2,500円としました。
会場も季節柄(講演会開催は5月で、各企業などが研修を行っている、かきいれどきの時期)ややお高めのところしか確保できませんでしたので、一切合切ひっくるめてかなりの赤字。
でもね。
そんなことどうでもよくって、とにかく、1人でも多くの人たちに参加してもらいたい。
収支勘定はこの際度外視。よく「お金は感謝して使う」と言われますが、まさにその通りです。
準備開始は早めに 直前になったら「人事を尽くして天命を待つ」
出版記念講演会の日程は2023年5月27日。
準備を始めたのはその2ヶ月ほど前からです。まずはランディングページの作成、特別講演ゲストや司会者との日程調整、Facebookでの応援隊グループの結成と参加者の募集、SNSでの告知などを順番にやっていきます。
特に私の場合、発売日が同年4月28日でその後ゴールデンウイークが入ってしまったため、講演会の日付まで1ヶ月間を要し、タイミングを図るのに工夫が必要でした。
師匠から教えてもらったのが
- 出版日の1週間くらい前を目処に、講演会の告知を大々的におこなうのが良い
- 講演会当日まで書籍が入手できないと参加者にとってのメリットにつながらないので、書籍は先に送ると良い
…といった点でしたので、その通りに実行しました。
準備は整った。そう思えるところまできたので、あとは「人事を尽くして天命を待つ」
当日のおもてなしとプレゼンをやり尽くすことを使命として、最後まで懸命に走り続けます。
最後にひとこと
今でこそ、こうして冷静に振り返ってブログにしたためることができましたが、途中かなり一杯一杯で、メンタル崩しそうになったこともお恥ずかしながら一度や二度ではありませんでした。
そんなときに先輩著者さんからのメッセージが刺さった。
「目先のアレコレに翻弄されるのではなく、何のために本を出すのか?誰に届けたいのか?それを忘れないこと。」
著者となるチャンスをもらえたことに感謝の気持ちを忘れずに、拙著を必要としてくれる人たちのために精一杯尽くそう。
おこがましい言い方かもしれずすみませんが、無我の境地です。