こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)・3月21日に行われた準決勝、侍ジャパンの劇的勝利!
日本中が感動の渦に歓喜、野球好きな我が家族全員もウルウルしっぱなし。
繰り返される報道の中で、特に刺さったことがあります。
それは、栗山監督のインタビュー「(逆転サヨナラ二塁打を放った)村上選手への信頼は揺るぎませんでしたから」
部下さんを信じきることの大切さ。改めて教えてもらいました。
「部下さんを信じきる」とは?
一口に「部下さんを信じ切る」と表したところで、その真意とは、実際にどういうことなのでしょう?
業務を行っていく上で、チームの各メンバーにそれぞれの役割を果たしてもらうことが、成果に結びつけるための道筋です。
- このメンバーさんに、この役割は適切なのだろうか?
- このメンバーさんは、結果を出してくれるのだろうか?
つい、上司が疑心暗鬼になってしまうこともありがちです。
でもね。
会社仕事も野球とある意味同じ、団体戦ですから、監督(上司)が「これだ!」と思った方針や人選で、一人一人に任せることが大事で、
取り組む前から迷ったり悩んだりしたら、部下さんたちだって右往左往してしまいかねません。
「あなたに任せたからね」
そう言い切ることで、部下さんたちは期待に応えようと張り切ってくれるでしょうし、
例え、任せた結果が上手くいかなかったとしても(野球に例えるならば、試合に負けたとしても)部下さんたちのせいにすべきことじゃないです。
「部下さんを信じきる」結果が上手くいかなかったとき
WBCのように、公にかなり注目されているイベントだったとしても、日頃の自分の仕事上だったとしても。
部下さんを信じきると宣言して、その結果が上手くいけば美談として取り沙汰されるものですが、逆に、上手くいかなかったときは、上司が立ちどころにその是非を詰問されることになります。
野球界的な表現を用いるとしたら
- この人起用して正解なのですか?
- そもそもベンチ入りメンバー自体が適切だったのですか?
…etc.
わーわー言われること、枚挙にいとまがありません。
うるさーーい!とついキレそうになりますが、そんなことより何より。
勝ち負けの結果やらその是非やらは周囲が評すること
信頼の結果は上司と部下当事者同士でシェアして実感すること
外野がどうこうじゃなくて、自分と部下さんがどうなのか?ということです。
「部下さんを信じ切らなかった」私の失敗談
今でこそ、部下さんを信じ切ることが大事だと、改めて実感しますが、実はお恥ずかしながら、部下さんを信じ切らなかった失敗が元にもなっています。
私自身は日頃から部下さんに”任せたよ”というスタンスを心掛けていましたが、ある特別なプロジェクトを始めるときに、我がボスから訊ねられたこと。
「いくみさん、このプロジェクトリーダーで本当にOKですか?」
私がプロジェクトリーダーを任命した部下さん、それまでに少々心配な出来事が幾つかあって、それでも素晴らしい才能の持ち主だからこそ、改めて彼女に任せる決断をしました。
「全然OKです!」と答えるべきところ、過去の状況が頭の中にグルグルしてしまって「やや心配があります」そう答えてしまったのです。
結果、彼女にプロジェクトリーダーをやってもらうことに変わりはありませんでした。私自身の惑いも直接何かに影響せずに済んだのですが
懸命に頑張ってくれている部下さんの姿を見るにつけ、「信じ切らなかった自分」に反省することしきりです。
最後にひとこと
侍ジャパン、感動をありがとう。
これからは、さらに部下さんを信じ切ること、大切にしたい。
結果は見事に優勝を果たしてくれて、たくさんの勇気をもらいました。