活躍したくとも、女性ゆえに門戸が閉ざされてしまうこと 寺島しのぶさんのチャレンジに感銘

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

「女性管理職」って大変ではないですか?男性と同じ土俵で戦うのってキツくないですか?

よく言われますが、もちろん色々苦労はあった。ただ、私は運が良かったのか、なんとか切り開いてキャリアを積むことができました。

一方で、活躍したくとも、女性ゆえに門戸が閉ざされてしまうこともある。

あるテレビ番組で観た、歌舞伎の「寺島しのぶさん」のご活躍と、ダイバーシティ&インクルージョンについて気づいたことをお伝えします。

歌舞伎の世界で女性が活躍できるとは!

その番組とは、2023年10月8日放映のTBS系「情熱大陸」

歌舞伎の世界。私が居る企業人の世界よりも想像を絶する「性差」が存在することでしょう。
はるか江戸時代から培われてきた伝統芸能、詳しい解説は専門家に委ねるとして、舞台に立ちたくとも、女性であることからそれが叶わない。

ところが、寺島さんは悲願であった歌舞伎座デビューを果たされたとのこと。以下ネットの記事から引用します。

今秋、400年以上続く歌舞伎の歴史に、ある女優の名が刻まれようとしている。寺島しのぶ、50歳。基本、男性が女性を演じる歌舞伎の世界。しかし「歌舞伎座」の本興行で、異例の抜擢を受けたのだ。歌舞伎の名門・音羽屋の長女として生まれたが、どうしようもない虚しさや屈折した感情をバネに、俳優の道をひたむきに切り拓いてきた。
(中略)
挑む演目は、三遊亭圓朝の「文七元結」を翻案した人情噺(ばなし)。人間国宝である父・七代目尾上菊五郎さんが演じ続けてきた人気作だ。

苦節50年、やっと果たせた

番組の中で何度もご自身が「苦節50年、やっと果たせた」と話されていたことが印象深く、また、閉ざされていた門戸をこじ開けてチャレンジされた姿に心を打たれました。

女性だから◯◯はできないだろう
女性には◇◇は厳しい

歌舞伎界の重圧や、そもそも女性は舞台に立つことのできないしきたりとは比べ物になりませんが、私自身もこれまで仕事をしてきた中で「女性だから」…としばしば言われたものです。

幸いに”門戸が閉ざされてしまいそう”になっても、周囲の人たちが助けてくれたり推してくれたりで、力をもらって今に至ります。

ダイバーシティ&インクルージョン、自分ができること

昨今、ダイバーシティ&インクルージョンと言われるようになってきて、では、自分は何ができるのだろう?と考えたときに。

男性とかいう前に、人間なのですから。

どちらか一方だけではなく、それぞれの強み弱みを発揮しつつ、お互いに盛り上げていけばよい。

男性だけが演じられることを許されていた歌舞伎界での寺島さんのご活躍を見て、そんな世の中になっていけるように、これからも管理職道を極めていこう。

あらためて心しています。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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