管理職として最も大事だと私が考えているのが「部下さんとのコミュニケーション」
何となく感覚的に捉えていることが多かったですが、クライアントさんの講演会でハッと気付かされました。
それは【話すとはお互いの違いに気付くということ】
ご紹介します。
誰とでも等しく接しているのは何故?
このクライアントさん。
私が前部署で思いっきりお世話になった1人です。
我が社はクライアントさんに成果を納品する側、クライアントさんはそれを受け取る側。
ともすると”主従関係”に陥ってしまいがちなこともありますが、いつも言葉を掛けてくれるのです。
「いくみさん。我々はワンチームだから。委託者とか受託者とか関係なしに、同じ目標を目指していきましょう」
業務実施している部下さん達とも積極的に交流を図ってくれて、私だけでなく部下さんたちも皆、このクライアントさんのファン。
ただ、お付き合いをしていた当時は「コミュニケーション」そのものについて語り合う機会がなく、何故、どんな立場の誰とでも分け隔てなく等しく接してくれているのだろう?なんとなく不思議に思っていました。
誰とでも等しく接している 理由
それから数年経った時。
あるイベントで登壇されることを知り、ご本人の講演を聴講する機会を得ました。
最も印象に残ったのが
【話すとは、お互いの違いに気付くこと。それによって相手を理解することなのです。まずは一回じっくり話し合いましょう】
この信念をお持ちだったからこそ、いつも暖かく見守ってくれていたのだ。
同じ会社内だろうが、委託先だろうが、そんなこと関係なしにコミュニケーションを大切にしている”その心”をあらためて教えてもらい、納得しきりです。
話すことが手間に感じてしまうときに思い返してみる
仕事におけるコミュニケーションだけでなく、プライベートでのコミュニケーションにおいても、日常に忙殺されてしまうとつい、話すことが手間に感じてしまうもの。
自分が話をしたいと思っていても、逆に相手が「今、それどこじゃない」という雰囲気だったら、なんとなく先延ばしにしてしまうこともあります。
「コミュニケーション」と一口に言っても、スムーズにいかない場合も多いですから、そんな時には
【話すとはお互いの違いに気付いて理解をし合っていくこと】
この点を思い返してみよう。
もちろん、「ちょっと時間ありますか?」などの声掛けをした上で、必ず話しをする。
もし相手が話をしたがらないようだったら「あなたを理解したいので話をしましょう」と伝えてみると良いかもしれません。
長い時間を取ってもらえなさそうでも、場合によっては小分けにして何回かに分けて…という方法もひとつです。
最後にひとこと
部下さんと話をすることをこれまでも率先してやってきたつもりですが、ある意味「多様性の享受」とも言える、このクライアントさんからのメッセージ。
さらに心がけて今後とも対話を進めていきます。