「DX」という言葉が取り沙汰されるようになってきて数年経ちます。
とはいえ、実のところ「DXって何?」「会社員としてどう取り組めばいいの?」お恥ずかしながらよくわかっていませんでした。
あらためてまとめてみることにします。
「DX」が示していること
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」言葉自体の認識はなんとなくできつつありますが、具体的には何を示しているのでしょうか?
2018年9月、経済産業省により報告された『DXレポート』から一部引用します。
将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネスモデルを創出、柔軟に改変すること。ならびにレガシーシステム(古くなったコンピュータのシステムや技術)からの脱却
各企業、引いては社会全体の取り組みとして、テクノロジーのさらなる活用と、もたらされる新たな創生の追求…とでもいいましょうか。
これまでの「デジタル化」と何が違うのだろう?
次にこの疑問が浮かび上がってきます。
デジタル化で満足してしまっていた
業務での様々なデジタル化は年々推進されてきて、アナログ全盛だった頃と比べての大きな変化を経験してきました。
前段落で紹介した「DXの示していること」を踏まえてあらためて考えてみると、デジタル推進で効率化が図れたからそれでOK…と、なんとなく満足してしまったのも事実。
まだまだ仕組み化できていないこと、その先にどんなビジネスモデルが創生できるのか?そこまで考えが及んでいません。
具体的に「何を」「どうやって」が思い描けていないですが、とにかく管理職自らがDXを意識しつつやっていくことが大事なのですよね。
会社員としてのDX 取り組み方
実際にどう取り組むのかについて。イメージしてみます。
例えば、自分たちがおこなっている事業において、クライアントさんの「どんな困った」に支援ができるのか。これまでの経験を集積して導き出される得意分野を、AIの力も借りつつ仕組み化してPDCAを回していく…など。
かなり抽象的な表現ですみませんが、複雑に考えようとしたところでキリがないですからシンプルに。
「困ったの解決」→「これまでのナレッジ」→「得意分野の恒常的発揮」→「サイクルを回す」
まずはこんなふうに捉えていくと良さそう。
これまでもやってきていたこともあるけれど、どこかパーツだけで終わっていて「流れ」にできていなかった。
次に、そのためのノウハウについて。
イメージやサイクルを回そうとする努力だけでは、もちろん具体策には不十分。さりとて、そのための知識やノウハウを新たに習得しないことには行動化するのが難しいもの。
我が勤務先でも始まりつつある「リスキリング(技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、業務上で必要とされる新しい知識やスキルを学ぶこと)」のトレーニングと、そこで得られる物事へ期待が膨らみつつあります。
最後にひとこと
「DX」二文字略語というだけで苦手意識を持ってしまっていたのも正直なところ。
この記事を書いて、思考の整理ができてきました。
やはり経済産業省の資料『デジタルトランスフォーメーション銘柄2021』で、各企業の取り組みが紹介されているので参考になります。
自分事としての”DXチャレンジ”ぜひ進めていきたいです。