こんにちは。女性管理職18年の いくみ(ねーさん @nesan_blogger)です。
毎日仕事を共にしている仲間たち。ある意味家族より長い時間を一緒に過ごしていると言っても過言ではありません。
当然、仕事上のコミュニケーションがメインなので、意外とお互いのことをあまりよく知らないまま過ぎてしまうもの。
職場での自己開示は必要でしょうか?
この記事では、そもそもは「自己開示、そんなにしなくても良いのでは?」と捉えていた私が、部下さんからの提案で「自己開示をすることでよりコミュニケーションが円滑になる」と気付いたことについてを、解説します。
職場での自己開示 必要性を感じなかった理由
なぜ、職場での自己開示はさほど必要ないと考えていたかと言いますと、大した理由ではありませんが、取り組むべき業務をしっかりこなしてさえいれば、その他のことはどうとでもなる(または、どうでもよい)と割り切っていた…というのが正直なところです。
仕事上の対話は得意な方だと自負しているのですが、それ以外の雑談が実は少々苦手で、相手から聞かれた時はもちろん何でも答えるようにしていて、開示することは全然OKなのですが、自分からプライベートについて積極的に語らない気質でもありました。
以前は「飲み会」などでおしゃべりに花を咲かせることもしばしばあったものの、コロナ禍以降にそうしたイベントがほぼ無くなり、なおさら開示する機会を逸してしまったともいえます。
部下さんからの「自己紹介スライド」の提案
とある時。
部下さんから意見をもらいました。
「お互いのことを知っているようで、実は知らないことって多いから『自己開示』の機会があったらいいなぁって思うのです」
当時の我が部署はシフト勤務をしていたため、シフトが合わない人同士はすれ違ってしまいがち、という点もありました。
具体的な方法としては「自己紹介スライド」を作成してメンバーで共有し合う、というもの。
ともすると仕事オンリー的な発想で、思いもつかなかったことでしたが、グッドアイディアです。
すでに別のグループで取り掛かり始めていたようで、早速部署内に展開することにしました。
「自己紹介スライド」のルール
ルールとしては2枚くらいのPowerPointスライドのテンプレートを元に、自由に好きなことを書いたり、写真や動画など何を貼ってもOKというもの。
ただし社歴(入社して何年経つか)と、これまでやってきた仕事についての2点は必須。
それ以外は趣味のことやら家族のこと、学生時代のことなど何でも構いません。
また、個人情報が含まれますので、社内のサーバー上の限られた人しか見られない場所に保存するようにします。
早速私も何枚かの写真とともに、あれやこれやと書き綴り、もう2枚がびっちり文字で埋まってしまうほどでした(笑)
「自己開示」したくなかったわけではなくて、どうやればいいのか解らなかったのだ。お恥ずかしながら、そのことにあらためてハッとさせられました。
「自己紹介スライド」の効果は?
もしかしたら、「あまり書きたくない」という人もいるのではないかしら?
そんな心配もありましたが、蓋を開けてみたら、みんな思い思いに書いていて、しかも、心づくしな内容ばかり。時にはクスッと時にはうるっとしつつも、全員分を見終わったときは感動してしまいました。
例えば、ミーティングや会議などの限られた時間内で自己紹介を実際にやろうとしても、なかなか厳しいもの。電子ファイルになっていると、時間のある時に見たり、何度か繰り返し見たり、より、記憶に残るのもメリットです。
お互いに距離感が縮まって親密度も増したようで、それ以降の職場の雰囲気も一段明るくなった。
仕事上のコミュニケーションもより円滑に進められるようになったと実感します。
職場での自己開示、あった方がより良い
自己開示にはいろいろな方法があるでしょう。
「開示しますよーー」と意気込んだところで、上手くいかないですし、ともすると独りよがりになってしまいがち。
プライベートを全て披露する必要はありませんが、ちょっとしたことでもその人の考え方や生き方、価値観などに触れることができて、お互いの理解に役立つ。
部下さんからの提案であらためて気付きました。
今の私の考えは「自己開示、そんなにしなくても良いのでは?」から「自己開示、あった方がより良い」
に変化しています。
最後にひとこと
職場でのコミュニケーションの課題、悩むこと多々あるもの。お互いを理解しようとしても業務優先で難しい状況だったりもします。
「自己紹介スライド」よろしければぜひオススメです。