業務委託の部下さんへ上司がすべきたった一つのこと 雇用形態に関わらず同じ信頼感を持つ

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こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。

部下さんの中には、自社の社員だけでなく、業務委託先から出向してもらっていたり、派遣スタッフさんとして従事してくれていたり、さまざまな雇用形態の人たちがいます。

そうした人たちにとっては、業務をこなすだけでなく自分の雇用主(出向元、派遣元)と我が勤務先との契約を意識しながらの働き方になるので、つい、緊張してしまうことも多いでしょう。

そんなときに上司はどうすべきか?

私が日頃心掛けていることについて解説。この記事では業務委託先からの出向/派遣スタッフさん、それぞれを総称して「業務委託の部下さんたち」と呼ばせてもらいます。

業務委託の部下さんたちへ 上司がすべきたった一つのこと

まずは結論から。

どんな雇用形態の部下さんであっても等しく尊い。上司がすべきたった一つは、この信頼感を忘れないことです。

同じ仲間なんだから緊張しなくていいよ、と必ず言葉に出してリラックスしてもらう。伝えるだけでなく、常に他の社員とも同じ環境の整備に努めるようにします。

例えば、社員への情報がともすると業務委託の部下さんたちにシェアされないこともありがちで、もちろん、コンプライアンス上必要な棲み分けもあるでしょうが、業務を行う上で伝えるべきことは「全社員メール」などを転送することで、タイムリーに情報共有を図る。

仕事の様子をつぶさに見守って、困っていそうだなと感じたら積極的に声を掛ける。

ご本人たちからしたら、きっと遠慮もあるかもしれないから、上司自ら歩み寄ることが大切。自社の社員よりも優先してケアに努めてあげたいと思うのです。

業務委託の部下さんへの心掛け より意識したいと思った自分の経験

理屈ではこうしたこと、それぞれの上司も頭では理解していることでしょう。

私がとりわけこの点を意識しているのは、実は、自分自身が業務委託として数年間働いていた経験が元になっています。

現在の勤務先に入社する前、夫の転勤やら子育てやらでなかなか就職口がなくって「契約で働く人」的な立場でも、とにかくなんでもいいから仕事をしたい。そんな思いで過ごしていた時期が5年ほどありました。

その時々の業務上のボスからは必要なサポートをしてもらったものの、どこか緊張感が拭えず。
自分の勝手な思い込みだったのかもしれませんが、つい、アウェー感にさいなまれてしまうのです。

もちろん、全く同じ立場ではないことは百も承知しています。
でも、「同じ仲間だからね。不便かけてることがあったら言ってね」と声を掛けてもらうだけでも、きっとリラックスができたと思える。

ほんの一言、シンプルな言葉ではありますが、残念ながらこうしたメッセージを受け取れずに終わってしまい、逆の立場になったら絶対この点は気をつけようと誓ったものです。

業務委託元上長とのコミュニケーションも欠かさずに

一方、ご本人さんたちの直属上長、つまり、業務委託元の責任者の方々もいますから、当然その働きぶりについては委託先からきちんとフィードバックすることも必要。

別の管理者の元で業務遂行している部下さんたちとのリレーションシップ。なかなか大変なこともあるでしょう。
その橋渡しをするのも委託先上司の務めですし、委託元・委託先の管理者同士が連携することで、さらに安心してもらえるもの。

定期的に面談などで、彼ら彼女らの貢献ぶりをしっかり伝えていく。双方のコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。

ちなみに、もし「改善して欲しいこと」があるならば、本人に直接伝えるべきで、委託元を通して伝えるのはお勧めしません。
何故ならば、ポジティブなことは例え伝言ゲームになってしまっても伝わるものですが、ネガティブなことはバイアスがかかってしまいがちだからです。

最後にひとこと

外部リソースに協力してもらうことは、昨今では必須と言っても過言ではありません。

上司が分け隔てなく寄り添いに徹することはもちろん、ここは働きやすい。やりがいを持てる…そんなふうにご本人たちに実感してもらうことで、リソースを提供してくれる取引先さんたちとも、さらなる協力関係を築けるようになる。

人は宝。なのです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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