こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
毎日同じように続けている仕事でも、その日ならではどうやって過ごしたら良いだろう?ということを心がけて取り組むようにしています。
とあるとき。
「何かを選択するのに、無難な方へと進んでしまいそうだけれど、今日は大胆な選択をあえてしてみよう」そんなメッセージを周囲の人たちに伝えてみました。
すると、思わぬレスポンスが来て戸惑ってしまったのです。それは話の最後に付け加えられていた言葉。
ちょっと待った!その一言、余計ではありませんか?
職場のコミュニケーションで注意すべきことについて、詳しく解説します。
つい、加えてしまいがちな「余計な一言」
つい、加えてしまいがちな「余計な一言」とは?
職場で行動やら仕事の成果やら…お互いのことを言い合うことはよくあります。
ただ、ここで注意すべきなのが「相手の人となりを表すような言葉」をなるべく避ける、という点。
例えば「今日は大胆な選択をしてみよう」に対して
- 確かにいつも無難なことばかりやっている気がする。
- それ、いいですね。たまにはそっち行ってみようかな。
- 大胆な選択って、なんか新しい発見があるかもしれませんよね。
…etc.
などと返ってきて、色々会話が弾むもの。
ところが。
その最後に「あなたって、そういう考え方する人なんだ」と、つい、相手の人となりについての言葉を付け加えちゃうことってありがちで、せっかく途中まで弾んでいた会話が急に萎んでしまったりするのです。
「その一言、余計ではありませんか?」私の経験
実際、私が経験したことについて紹介します。
冒頭にも書きましたとおり、その日に私が取り組もうと考えたことが「大胆な選択」
無難な選択をすることは自分にとっても楽に他ならないけれど、たまには無難じゃなくて大胆でもよし。ずっと快適領域で過ごすことばかりじゃ次へのステップ踏めないから。そんな思いからです。
ところが。
私の話に対して同僚から言われたことに違和感を覚えました。
ねーさん。いつもと同じことだっていいんだから。ねーさんは安定志向だよね。だから無理しないで。
同僚は私がいつも仕事に追われてしまっていることを気遣ってくれて、このようにアドバイスをしてくれたことでしょう。それはそれでありがたいですが、最後の「ねーさんは安定思考だよね」これ、ハッキリ言って余計。
もしかしたら褒め言葉としてそう表現してくれたのかもしれませんが
え?私って安定志向だと思われてるんだ…
自分ではそのつもりが全くなかったので、軽くショック。
反論しようかと思いましたがそれも詮無いと、結局「ありがとう」と返して終わりました。
ただ後味はなかなか悪くて、この同僚とはそうした話をするのは控えよう。彼に対しての苦手意識が芽生えてしまったのです。
人となりに対して思っていることの伝え方
では、人となりに対して思っていることを、全く伝えてはいけないのか?と言いますと、そうではありません。
会話の最後に付け加えるのは前段落でお伝えしたとおり、相手にとって良い印象をもたらさないことが多いので、避けましょう。
例えば「この人は安定志向」という点を伝えたいと思うのならば、
あなたの日頃の行動、何事もキッチリと計画通りに進めていて見習いたいです。安定して物事に取り組むのって強みですよね
などと伝えてみる。言わんとしていることは同じでも簡単な一言で片付けてしまうのではなく、しかも会話の最後に取ってつけるのではなく、別のときにこの話題をメインとするのが良いです。
もしそんなシチュエーションだったのなら。「安定志向だよね」と言われたこともポジティブに受け止められていたかもしれません。
最後にひとこと
私もウッカリ話のついで的に、相手の人となりを表すフレーズを付け加えてしまうこと、あります。
発した方にとっては、大したことじゃないと思い込んでいることでも、受けた方にとってはその部分だけがクローズアップされてしまいがち。
ちょっと待った!その一言余計じゃないかしら?言葉に出しそうになってしまう際に、まずは自問自答してみると防げそうです。